おっと、草薙剛が逮捕された。

何をするのか。裸で公園でのたまっていたという。
これは芸能人の草薙剛だからこんなに報道されて問題になった。
これに近い若者は日本社会にたくさんいる。
たまたま芸能人で大スターだったので市民が通報して駆けつけた警察官の発表が草薙剛、日本社会の若者の縮図だと私はそう思ってテレビニュースを見ていた。
若者たちの「空間」という「けじめ」ができない人種になっている。
大衆の場所の空間と誰もいない市民の空間も何をしてもいいという空間の把握ができない。
部屋と外の空間の把握ができない。
「空間浮遊人間」という生活空間の欠陥人間と思っている。
その1つが電車の中の飲食で化粧である。

私たちの世代の男性たちはどんなに酔っ払っても自宅にタクシーで帰るまでなんとか意識を持って帰る。家につくなりそのまま玄関でどたんばたんキュウーというものだった。そのかわり家族は大変だったが介抱した。
ふらついた足取りで川にかかる細い橋、手すりもない橋を渡ってよろけて落ちて亡くなった人を子どものころに見たことがあった。
そうしたことはごくまれだった。
しかし今は駅のホームでよっぱらって両腕で抱きかかえられている若い男女も時々見かける。そんな光景に世の中は変ったなとみている。

男は身を崩してしまうのが酒か女か賭け事、草薙剛は酒で失敗した。
さて今後はこの人の芸能人の人生、どうなっていくのか。
黙って見ることにしょう。
大スターになると窮屈なことが多い。
昔の大スターは窮屈なこともそれも有名人の与えられた試練と考えてスターの位置を守った。
それが今はそうじゃない。
なにもかもオープンでスターの素質も低下してしまった。
その中で起こるべきものが起きた。
芸能人の身辺はきちんとしないと日本社会の若者たちもそれがいいと思って同じことをしている。
生活空間の認識ができない若者たちがますます増えていくだろう。
なんとかしなければ大変なことになる。
「定額給付金」とか言っている場合ではない。
若者たちの生活指導が先ず先になってしまった。