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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

ボリウッド映画2016の興行失敗作は...

2016-12-09 | インド映画

年末が近づき、2016年の興行収入トップ10も間もなく決定すると思いますが、その前にワースト10がYahoo! Indiaのニュースに登場しました。ヒンディー語映画の話題作で、製作費を回収できなかった作品をリストアップしてあります。説明には、「スーパースターの主演作でさえブレイクできず(『ファン』)、莫大な製作費の作品も沈み(『モヘンジョ・ダロ』)、著名監督の作品でさえ失敗(『ミルジャー』)、プロットもよければ音楽もいい、美男美女が主演という作品も悲惨な結果に(『何度も見てみて』)。ボリウッド映画界は来年はもっとがんばらなくっちゃ」とあります。あくまでも、「製作費と興行収入の対比で見ての失敗作」と断ってあるのですが、何かのご参考までにリストを再録しておきます。

製作費や興収の額はYahoo! India独自の調査によるもののようで、Wikiの作品紹介を見ると、どの作品ももっと製作費・興収額ともに多くなっています。まあ、一つの目安ということでご覧下さい。


Poster of Mirzya (film).jpgA man holds a woman's hand and looks into her eyes.Great Grand Masti poster.jpg

Irudhi suttru.jpg

2016年ボリウッド映画興行収入(製作費/興収の率)ワースト10

1.『Banjo(バンジョー=大正琴)』 製作費:30,000万ルピー/興収:8,800万ルピー
   監督:ラヴィ・ジャーダウ
   主演:リテーシュ・デーシュムク、ナルギス・ファクリー 

2.『Mirzya(ミルジャー)』 製作費:35,000万ルピー/興収:10,430万ルピー
   監督:ラーケーシュ・オームプラカーシュ・メーヘラー
   主演:ハルシュワルダン・カプール、サイヤーミ・ケール 

3.『Great Grand Masti(偉大で豪華な陶酔)』 製作費:35,000万ルピー/興収:13,400万ルピー
   監督:インドル・クマール
   主演:リテーシュ・デーシュムク、ヴィヴェーク・オベロイ、アーフターブ・シヴダーサーニー 

4.『Mohenjo Daro(モヘンジョ・ダロ)』 製作費:115,000万ルピー/興収:58,000万ルピー
   監督:アーシュトーシュ・ゴーワーリーカル
   主演:リティク・ローシャン、プージャー・ヘーグデー 

5.『ファイナル・ラウンド(Saala Khadoos)』 製作費:29,000万ルピー/興収:14,790万ルピー
   監督:スダー・コーングラー
   主演:R.マーダヴァン、リティカー・シン 

6.『Baar Baar Dekho(何度も見てみて)』 製作費:50,000万ルピー/興収:31,200万ルピー
   監督:ニティヤー・メーヘラー
   主演:カトリーナ・カイフ、シッダールト・マルホートラー 

7.『Freaky Ali(変わり者アリー)』 製作費:19,000万ルピー/興収:14,670万ルピー
   監督:ソーヘイル・カーン
   主演:ナワーズッディーン・シッディーキー、アルバーズ・カーン、エイミー・ジャクソン 

8.『Flying Jatt(空飛ぶシク教徒)』 製作費:50,000万ルピー/興収:38,600万ルピー
   監督:レモ・デスーザ
   主演:タイガー・シュローフ、ジャクリーン・フェルナンデス 

9.『ファン(Fan)』 製作費:105,000万ルピー/興収:84,000万ルピー
   監督:マニーシュ・シャルマー
   主演:シャー・ルク・カーン、サヤーニー・グプター 

10.『Azhar(アズハル)』 製作費:38,000万ルピー/興収:33,000万ルピー
   監督:トニー・デスーザ
   主演:イムラーン・ハーシュミー、ナルギス・ファクリー

Katrina Kaif's Baar Baar Dekho.jpg A Flying Jatt poster.jpgFan-First-Look.jpgAzhar Hindi poster.jpg


一方、興収トップ10の方は、今までのところダントツ1位でサルマーン・カーン主演の『Sultan(スルターン)』がトップになっていますが、 12月23日公開のアーミル・カーン主演作『Dangal(レスリング)』も前評判が高く、もしかしたら『Sultan』を抜くかも。『Sultan』『PK』『Bajrangi Bhaijaan(バジュランギー兄貴)』に続く歴代興収第3位で、興収は58億4250万ルピーですが、『Dangal』がどこまで伸びるか見ものです。『Dangal』の予告編を付けておきます。

Dangal | Official Trailer | Aamir Khan | In Cinemas Dec 23, 2016




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2 コメント

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Unknown (naoki)
2016-12-21 22:15:49
cinetama様

Sultan(米国amazonから取り寄せて楽しませていただきました)はアヌシュカーシャルマー様のかわいさを存分に楽しませていただきました。いわゆるシャキシャキの江戸っ子娘と私の中ではどの作品のアヌシュカーシャルマー様もイメージができています。

このDnagalという作品もレスリングがテーマなようですね。

ともかく,きっと,うまくいく,マダム・イン・ニューヨーク,めぐり合わせのお弁当からインド映画に入り,pkにて,アヌシュカーシャルマー様の美貌にはまった者として,共演のアーミル・カーンさんの

Dangalもぜひみてみたいものです。

Ae Dil Mushkil...は米国amazonに注文中で届くのが楽しみです。

本当にcinetama様には,インド映画にはまる機会を与えてくださり,感謝です。

ところで,日本でのインド映画の戸田奈津子さんのような存在のcinetama様は,アヌシュカーシャルマー様と直にお会いになられたり,握手されたことありますか?すみません,ミーハーな質問で。
返信する
naoki様 (cinetama)
2016-12-22 21:59:50
コメント、ありがとうございました。

アヌシュカー・シャルマーに関しては、以前もうお一人熱烈なファンの方がいらして、その方のコメントへのレスポンスで、彼女へのインタビューが載っている拙ブログをご紹介したのですが、ご覧になりませんでしたか?
こちらです。
会った時の紹介記事と、インタビュー記事とがあります。

http://blog.goo.ne.jp/cinemaasia/e/be3472f742e4aa1d6b61190cc77655da
http://blog.goo.ne.jp/cinemaasia/e/86b7d9f0a6c8ed314b8e9db121c5b76f

握手はしませんでしたが、すぐ近くで1時間ぐらい、他の媒体の方々と共同インタビューし、その後もあれこれお話しました。
この記事にも書いているように、とっても気さくな方でしたよ。

いつかお会いになれるといいですね。

あ、それから、私のことを「戸田奈津子さんのような」なんて言って下さると、恐れ多くてビビります。
戸田さんは通訳もおできになるし、何せ字幕のお仕事が長い方で、批判もされたりしますが、素晴らしい字幕を付けられる方だと思います。
私もいつか、字幕のプロになりたいですが、年間2~3本しかお仕事が来ないので、なかなかうまくなりません...。
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