アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

『シティ・オブ・ジョイ』トークイベントご参加御礼

2022-03-21 | インド映画

昨夜、渋谷HUMAXシネマで行った『シティ・オブ・ジョイ』のトークイベントにご参加下さった皆様、ありがとうございました!

 

お陰様で、楽しいイベントとなり、登壇者一同+配給会社キングレコードの担当者さん+劇場(上写真左が入り口のチラシ置き場で、右写真は入り口横の階段です)スタッフの皆さん、いずれも心からご来場をありがたく思った次第です。ご質問もいろいろ出ましたし、それから、たまたま映画を見にいらしていたインド人男性の4人の方にも話していただくことができたなど、充実度の高い45分でした。昨日の登壇者は下写真の右から、ドキュメンタリー映画『タゴール・ソングス』(2020)の監督で、最近「タゴール・ソングス」という本も出した佐々木美佳さん、聖心女子大学教授(間もなく退任らしいですが)で、シャプラニール=市民による海外協力の会・元バングラデシュ駐在員の大橋正明さん、そして司会の私です。

ご質問にはそれぞれ一番適切と思われる人が答えたのですが、私がお答えしたのは原作と映画作品との関係についてで、30年前に読んだ文庫本「歓喜の町カルカッタ」を、今回の公開にあたって改めて読み直しておいてよかった、と思いました。原作と映画の両方をご覧になった方はお気づきだと思いますが、原作の登場人物設定(ただし、中心人物中の柱とも言えるポール・ランベール神父は除外)とおおまかな物語設定、それから細部のエピソードをいくつか使っているだけで、映画はいろんな所をかなり変えてあるのです。ぜひ原作も読んでいただければ、新たなる『シティ・オブ・ジョイ』の物語がご堪能いただけると思います。

それから、会場に来て下さっていたインド人男性4人組の方は、日本で活動しているキリスト教系ミッションの方とかで、これまでマレーシアとかアジア各地で活動し、現在は6年ほど前から日本にいらっしゃるとのこと。代表でマイクを握って下さった方は北インドの方のようでしたが、ケーララ州など、インド各地の方が混じっているようでした。たまたま、まだ見ていない『シティ・オブ・ジョイ』の上映があるので見に行こうか、ということになったようで、うまくトークの日に来て下さったのも神の配剤かも、と思ってしまいました。あと、終わってから私の所へ来て下さって、「私、シャー・ルク・カーンが大好きなんです!」とわざわざ言って下さった方もいらして、アットホームな楽しいトークイベントになりました。

最後に、舞台で手を振るという初めての経験もしました。東京国際映画祭などで、Q&Aのあとこういうシーンをいつも見ていたのですが、やるのは初めてで照れくさいやら嬉しいやら...。一生の記念(大げさ?)になりました。

そのほか、劇場スタッフの方のお話を聞いていて面白かったのは、渋谷HUMAXのあるこのビルは、実はロケットの形をしている!んだそうです。廊下に潜水艦の窓みたいなのがいっぱいあるので、「海の中みたいですねー」と言ったら、「このビル、中にいるとわかりませんが、外から見るとロケットの形をしてるんですよ」と言われてびっくりしました。上の劇場内案内図の真ん中部分、丸くなっているところがロケットの胴体部分です。図は劇場のHPからコピペしたのですが、こちらで拡大して見ていただくと、左から2番目の写真にのぞき窓のような窓があるのがわかります。ロケットに乗って見る『シティ・オブ・ジョイ』なんて、ステキじゃありませんか。まだご覧になってない方は、ぜひ渋谷HUMAXでの上映中に足をお運び下さい。

あと、キングレコードの担当者の方とお話ししていた時に、「思い出したんですが、ハザリの娘役の女の子、アイシャー・ダルカルの映画、うちでやったことがあるんですよ、『マッリの種』」と言われてこれまたびっくり。そう言えば、「インド映画完全ガイド」や「新たなるインド映画の世界」を出した時に、いつも最後に日本でのソフト発売作品一覧を付けているのですが、そこの販売会社名が「キングレコード」となっているものが2、3あって気になっていたのでした。上の写真は『マッリの種』の劇場用パンフの一部ですが、ここのアイシャー・ダルカルは『シティ・オブ・ジョイ』のけなげな長女アムリタとは全然雰囲気が違うため、無理ありません。今日、あらためてビデオ等ソフトの棚を見て見たら、こんなビデオもキングレコードの発売でした。

 

オーム・プリーが主演の『ぼくの国、パパの国(East Is East)』(1999)と、ウルミラー・マートーンドカル主演、ラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督のコワーイ映画『ストーミー・ナイト(Kaun?)』(1999)です。オーム・プリーとも、前からご縁がおありになったんですねー。あれから20年以上経っていますが、またインド映画を配給していただけないかな~、と秘かに思っています。そんなこんなで、とっても充実した連休の中日でした。またどこかで、皆様とお目にかかれることを願っています!

 


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