アジア映画巡礼

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香港国際映画祭に行きませんか?

2011-02-20 | 香港映画

毎年3月から4月にかけて開催される香港国際映画祭。今年は第35回になります。

前回の記事で「香港国際映画祭の私的ベストワン」などと書いていて、これは香港国際映画祭の紹介もした方がいいかな、と思って写真を探してみたら、下手な素人スナップながら載せたい写真があれこれ。それで、こんな記事を書いてみることにしました。「香港国際映画祭に行きませんか?」というタイトルですが、「行きます!」と手を挙げていただいても、私が旅費負担で連れて行って差し上げるわけではありませんので、その点はどうぞ誤解なさいませんよう(笑)。

今年、2011年の第35回香港国際映画祭(えーい、長いので以下HKIFFにしますね)は、3月20日(日)から4月5日(火)まで。4月5日(火)なんて半端な日がラストになっているのは、この日が清明節で休日だから。清明節は先祖の墓参りをする日で、香港の人々は一家揃って郊外のお墓に参ります。清明節が近くなると、香港のテレビからは、「山火事になるので、線香の火はちゃんと始末しましょう」というコマーシャルが流れたものでした。HKIFFは清明節とイースターの連休にかけて開催されるのが常なのですが、今年のイースターは4月24日と遅いため、昨年とほぼ同時期の3月20日からの開催となったようです。HKIFFの公式サイトはこちら

2010年のHKIFFのオープニング作品は、『月満軒尼詩 Crossing Hennessy』『如夢 Like a Dream』でした。どちらも残念ながら日本では上映されていませんが、『月満軒尼詩』は灣仔(ワンチャイ)のヘネシー・ロードに暮らす人々の下町人情物語。一方『如夢』は、夢の中に出てきた女性を捜して、ニューヨークから中国へとやってくる青年の不思議な旅の物語です。『如夢』の予告編はこちら

『月満軒尼詩』は岸西(アイヴィー・ホー)監督作品で、主演は張學友(ジャッキー・チョン)と湯唯(タン・ウェイ)。開幕式の挨拶には、左からタン・ウェイ、アイヴィー・ホー監督、助演の鮑起静(パウ・ヘイチン)、廬冠廷(ローウェル・ロー)が登壇しました。タン・ウェイは『ラスト、コーション』 (2007)とはまったく違う役柄を演じ、達者な広東語を披露していて魅力的でした。

『如夢』は、今はオーストラリアのメルボルンを拠点している羅卓瑤(クララ・ロー)監督作品。主演は呉彦祖(ダニエル・ウー)です。開幕式に登壇したのはクララ・ロー監督と、夫であり、プロデューサー&共同脚本家でもある方令正(エディ・フォン)。クララ・ロー監督は、ダニエル・ウー主演でもう1本、短編の『赤地 Red Earth』もひっさげての里帰りでした。

こんな風に、香港映画の監督やスターたちをじかに見られるのがHKIFFのおいしいところ。ここ5年ほどの間に撮ったスターの写真をアップしてみます。

2009年HKIFFでの成龍(ジャッキー・チェン)大哥。みんなが写真を撮る撮る! やっぱりチョー人気者です。

2007年HKIFFでの張震(チャン・チェン)。『呉清源 極みの棋譜』 (2006)終了後のQ&Aで。右隣はHKIFFのディレクターの1人王慶〔金将〕(ジェイコブ・ウォン)。もう1人のディレクター李〔火卓〕桃(リー・チョクトー)と共に、毎年面白い映画を我々に見せてくれる功労者です。

2006年HKIFF開幕式での、右から劉徳華(アンディ・ラウ)、栗山千明、倉田保昭。

同じく2006年開幕式で古天樂(ルイス・クー)、そして任達華(サイモン・ヤム)。ヤムさ~ん、好きよー。そのはだけた胸に「ラブ注入!」したい....。

2006年HKIFFでの『四大天王』 (2006)上映時のQ&Aで。右からダニエル・ウー、多分(笑)陳子聰(コンロイ・チャン)、&尹子維(テレンス・イン)。

とまあ、こういう風に「キャー!」のスターの皆さんに会えるんですねー。いい映画が見られることも嬉しいのですが、こういうスターとじかに会えるのも、ミーハーな私にとっては映画祭に行く醍醐味となります。

今年はどんなスターにお目にかかれるでしょうか? 2月24日(木)にプログラムが発表されたら、また追加情報としてアップしますのでお楽しみに!


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2 コメント

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阿仔様 (cinetama)
2011-02-27 00:34:35
コメントをありがとうごさいました。
えーっと、どなたかと私を勘違いしておられるのでは?という気がしていますが...。そんなことないですか?

HKIFFのプログラム、ご紹介ありがとうごさいます。アップしたいと思いつつ、昨日&今日は仕事が忙しくて後回しになってしまいました。第2報を出す時に、レスリー関係の上映もご紹介しておきますね。

『流金歳月』は、チェリー・チョンとマギー・チャンが女子高生姿で登場し、日中混血の学生(鶴見辰吾)と出会って...という映画でした。大人になってからの三人の関係についてがメインのストーリーでしたが、なぜか2人の制服姿が目に焼き付いています。日本では、<アジア映画の新しい波'89>で上映されました。

4月1日は、残念ながら今年も香港ではなく日本で過ごします。ブログで何か記念の記事を、と思っています。
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「流金歳月」ってどんな作品でしたっけ (阿仔)
2011-02-26 15:28:26
むか~し、昔T〇〇-k〇さんのホームページを覗くのは私の日課でした。あれを見て、コーズウェイベイにできたばかりのあのカフェに入り浸り、あの前で入り待ち、出待ちもしました。
HKIFFのラインナップが発表されましたね。30日に「摂氏零度」、31日「ブエノスアイレス」。他にサンローランのドキュメンタリー、日本からは笠智衆主演、渋谷実監督作品がかなり上映されます。
でも一番気になるのはチェリー、マギーと鶴見辰吾主演、楊凡監督作品「流金歳月」です。確か、辰吾ちゃんが本来ならレスリーがやるべき役をやっていたような気がしたのですが、storyをすっかり忘れてしまいました。
ところで、1日はどうなさいますか?
香港文化中心の映月楼前の階段に座り込み、シンフォニー・オブ・ライツを右手に見終えて、大きなスクリーンでレスリーのフィルムを観る。これが私の毎年のイベントになりました。大風が吹いてもスコールが降ってもなぜか、この時間だけは止まるんです。 8年になります。今年もまたこの場にレスリーは降りて来てくれるでしょうか…。
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