「51」シンクエンタ・ウノのブログ

「日常」から「非日常」へ・・その扉を開けると素敵な空間があなたをお待ちしております( ̄▽ ̄)ニヤリ

週末ワイン予告2017年9月第1週目

2017-09-01 06:22:27 | 週末ワイン 
『APヴァン ピノ・ノワール キーファー・ランチ・ヴィンヤード 2006』

さて夏も終わりに近づいて、富山では八尾で「おわら風の盆」の季節がやってきました。

個人的にこのお祭りになると「秋になってきたなぁ〜」と感じるんですが、そんな時に飲みたいのは、やっぱ『ピノ・ノワール」なんじゃないかと(ちょっと強引ww)

可能であれば「おわら」を見ながら美味しい「ピノ・ノワール」を飲んでみたいもんですね( ̄∇ ̄)ニヤリ

そんなことで今月の週末ワインのテーマは「カリフォルニア ピノ・ノワール」です♫

さて今週のワインのご紹介ですm(_ _)m

〜〜〜以下資料抜粋〜〜〜

▼A.P. Vin
『A.P.Vin.』は、2003年に公式デビューを迎えたばかりの新鋭ワイナリ。名称はオーナー兼醸造家のAndrew P. Vingiello氏の頭文字を取ったものです。

元々金融業界に身をおいていた彼の趣味は、手にした収入で日夜希少なピノを捜し求めてネットサーフィンをすることでした。

大御所のピノが費用さえ惜しまねば入手できた中、S.L.H(サンタ・ルチア・ハイランズの略。サンタ・ルチア・ハイランズは、サンフランシスコから南、モントレーとカーメルから内陸に向かって約40kmに位置するワイン生産地。1991年にAVA認定された。)にて賞賛される新鋭生産者の多くは違いました。

生産量も少なく、店頭に並ぶこともままならず、資金があっても品物がみつからないのです。無いもの強請り…とでも言いましょうか、彼はますますS.L.H.産ピノに魅せられて行くこととなります。行動派の彼は、探すだけでは飽き足りず、遂には自らもワイン・ビジネスに足を踏み入れたい…との思いをくすぶらせ、これまでは探索の対象であった造り手に片っ端から電話を繰り返します。そして 『ローリング』 の巨匠、ブライアン・ローリングにメールを送った事が彼の転機となりました。他の醸造家、ワイナリーらがなしのつぶてだったのに対し、ブライアン・ローリングからは一時間も立たぬうちにメールが返信されました。アンドリューはすぐさま受話器を手にして電話をかけ、数時間にもおよび話しあうと、ブライアン・ローリングはこう結論付けます…「"今すぐ" 始めるべきだ」と。

この言葉に背中を押され、アンドリューはA.P.Vinを立ち上げることとなり、現在でも彼を師と仰ぎます。

(→旧公式サイトのプロフィール欄は、ローリングのパロディーになっていました/上段がローリング:下段がA.P.Vin.)その後もブライアン・ローリングのアドバイスを受け、氏の仲介もあって多くの偉大なる生産者達から力を添えられます。

『シドゥーリ』 のアダム&ダイアナ・リー夫妻がワイナリーでの仕事を体験させてくれました。『ロアー』 のゲイリー・フランシオーニと、『ピゾーニ・エステート』 のゲイリー・ピゾーニが処女作の果実(ゲイリーズ・ヴィンヤード)を用意してくれました。『オーガスト・ウェスト』 のエド・カーツマンが畑仕事のなんたるかを教えてくれました。『コスタ・ブラウン』 のマイケル・ブラウンが醸造の手ほどきをしてくれました。そしてピーター・カーガサキの父である、ジョン・カーガサキがワイナリーのネーミングで迷っていたアンドリュー氏に自らの名前を冠することを勧めました。アンドリュー氏は自らのブランドがこのように多くの人との出会い、多くの人からの助けにより誕生したものであることを強調しています。

この度のご案内はキーファー単一畑ですが、日本ではまずそもそもこのキーファー・ランチ単一畑のピノ・ノワールというもの自体が(造り手を問わず)なかなかお目にかかれません。加えて造り手がA.P.Vinからのもの…というのであれば、まさに国内No.1レア・キーファーと申し上げても過言ではないでしょう。

▼キーファー・ランチ(Keefer Ranch) 【>>この畑からの他ワイン】
ワイナリーのみならず栽培家群としても強豪ひしめくR.R.V.内、中でも最重要グロウワーの1つが 『キーファー・ランチ』。R.R.V.内の更に特等区画、グリーン・ヴァレーにあり、地区最上の栽培家であると同時に近年では元詰めも開始。WS誌の特集【New Faces In California Pinot】では表紙も飾りました。古くからのエリア代表格で、供給先にはS.F.C.年間TOP100の 『ファイラ』、ご存知 『フラワーズ』、その元醸造家グレッグ・ラフォレのP.B. 『ラフォレ(旧タンデム)』、エド・カーツマン作 『フリーマン』、次世代カルト 『A.P.Vin』、その手本となった 『ローリング』 などなど、ソノマのウルトラ・プレミアムがことごとく名を連ねます。

以前ご案内したシドゥーリ幻のキュヴェ 『トゥルーエット・ノーラン』 の母体の一つに選ばれた畑、そしてレッドカーの 『アムール・フォウ』 に用いられていた果実の母体もキーファーでした。そして2013年、『コスタ・ブラウン』 が自社畑を取得したとして話題となりましたが、実はその購入先もキーファー・ランチ。20ヘクタールのうち、1/3以上の8ヘクタールをコスタ・ブラウンが取得し、エステート・ヴィンヤードとしました。

全米No.1ピノ・プロデューサーが目を留めた畑、それがキーファー・ランチなのです。その果実は美しい酸が持ち味で、エレガントで締まりあるピノを生みます。現代に求められる潮流にも重なりますが、流行に乗ってのことではなく、嘗て濃厚なピノが持て囃されていた時代から一貫してこのスタイルを貫いてきました。

因みにキーファーで栽培された果実のうち、最も収穫が早いのが 『フェイラ』。その次がフリーマンなのだそうで、最も遅い部類にあるコスタ・ブラウンとは一ヶ月近くも差が開くこともあるのだそうです。

◎Pinot Report #50(2008.2.15)より 【RP95点】
「Medium ruby color; spicy red cherry aromas with a hint of cinnamon; rich, ripe, spicy red cherry fruit flavors; lively; silky texture, sweet oak; good structure and balance; long finish. Lively and delicious, this is a Pinot that you'll be tempted to drink before dinner is even served.」

キーファーのピノは、上述のようにコスタ・ブラウンの一部取得により、ただでさえ少ないパイの奪い合いがさらに激化しており、それが新規キーファー・ピノの誕生を妨げ、そして各生産者からの作品が流通しない品薄状況を生んでいます。加えて今作は造り手もレア・ブティック、そして当たり年のバック・ヴィンテージとあって、注目度満点の一品となっております。

現在では多いもので年産四桁に乗るようになったA.P.Vin.にしても、'06年当時は数百ケースの極小規模のブティックであり、このシングル・キーファーも≪250ケース≫しか造られていません。

以上

こりゃまたすごいワインですね〜。興味ある方は是非是非飲みにきてくださいね〜(^人^)♫

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Rendez-vous a France 2017 v... | TOP | 週末ワイン 478 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 週末ワイン