週末ワイン ５３

「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ２００１」　ラ・フォルトゥーナ

　色合いはどこまでも綺麗で透き通ったガーネット。茜色のように夕焼けをイメージさせますがエッジはやや朱色が入っています。

　抜栓して最初はやや閉じ気味でしたが２時間程度で完全に開き始めます。

　香りが驚愕するほど素晴らしくて「梅」に「苺」がベースなんですが、そこに「火薬」や「茸」「甘露飴」・・・・甘くて芳醇な「かぐわしい」香りがグラスいっぱいに広がり鼻腔の中がヤラれます（笑）

　なんだか「懐かしさ」を感じさせてくれますネ・・このワイン。

　飲んでみても「酸」や「甘味」・・全ての味覚要素のバランスがホント嘘抜きで素晴らしく「えーっ！」って感じです。

　舌先で「酸」を感じさせたかと思うと「ふわっ」とした口の中の広がりで「甘味」を感じると云うか・・・結構抜栓してからさほど時間が経ってないにも拘らずこれだけのポテンシャルを発揮するワインはホント久しぶりです。

　２日目にも残っていましたが香りはあまり変わらず・・・初日は綺麗な若々しい女性をイメージしたのに対し「熟女」と云う言葉が２日目のワインにはピッタシでしたね(￣▽￣)ニヤリ

　名前どおり「幸せ」な時間が飲み手に訪れたワインでしたね。

　いやいや美味しゅうございました(￣▽￣)ニヤリ