先行体験列車には、650枚限定で販売される専用のきっぷ「時速285km先行体験列車用きっぷ」が必要となる。このきっぷを入手するためには応募申込用紙をJR東海に郵送、その中から抽選で選ばれた希望者のみに購入整理券を返送、購入整理券を窓口に持参して、「時速285km先行体験列車用きっぷ」を購入することになる。応募申込は15日までで、きっぷは18日から24日まで販売される。
「時速285km先行体験列車用きっぷ」の料金は東京-新大阪間13,450円、東京-名古屋間10,190円、名古屋-新大阪間5,660円である。
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285キロでの営業運転は改正後だが、この列車に乗ることができれば、17日早く東海道新幹線内での285キロ走行を体験できる。逆に言えば、これに応募しなくても17日待てば、体験できるわけなのだが。
この列車は、285キロ体験のために設定されたのではなく、285キロ運転の取材用列車の一部を一般に開放したものだと思われる。いや、285キロの試運転列車を関係者以外に開放したといった方が正しいか。スジは試運転用のスジだろうし。でも、扱いは北陸新幹線のような試乗会ではなく、きっぷを販売しての営業運転扱い。北陸新幹線は開業前に運賃・料金を徴収できないのに対し、この列車は既存路線を走るからな。
「時速285km先行体験列車用きっぷ」の値段は、普通の運賃+料金に比較して、東名間で900円、東阪間で1000円安く設定してある。EX-ICよりに比べれば80円高いけど、何故この設定なのだろう。きっぷ販売枚数は設定3区間の大人子供全て合わせて650枚、東京-名古屋、名古屋-新大阪を100枚と仮定した場合、東京-新大阪の販売枚数は450枚で、列車には常に550人が乗っていることになる。そうなると、1~7号車の定員が615人だから、それに割り当てられるのではないかと。それとも東京-新大阪が1~6号車、東京~名古屋が11~13号車、名古屋~新大阪が14~16号車と細分化させ、チェックしやすくするとか。
列車は、東京20分発と23分発の臨時2本のスジの間を走るので、こだまの時間変更必要はなし。この条件があるから285キロの試運転ができたのだろう。名古屋着は20分発のスジだが、4分も停車して、23分発のスジになると。東京-名古屋間は1時間39分、これはデータイムの285キロのぞみと同じだが、のぞみ1号より3分遅い。名古屋-新大阪間は47分、これは改正後最速ののぞみ1号より1分早い。京都に停車してすぐに発車すれば、それくらいになるだろう。品川、新横浜、京都については、乗降はできないとリリースにあるから、運転停車になるだろう。
抽選制にしたのは、年末のSuica騒ぎの影響なのだろうか。リリースでは転売の件に触れているし。平日閑散時間帯で、運賃・料金がそれなりにいることから、お金を持っている団塊世代やママ鉄の応募が中心になるのではないかと。Suica騒動は土曜午前と休みの日の話だったしね。
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