しーさるの鉄日記

伊予鉄本町線ルート変更と3日券


伊予鉄道では3/1から市内電車『本町線』の運行経路を、現行の本町六丁目~道後温泉から本町六丁目~松山市駅に変更することに発表した。それに伴い運転間隔を終日40分毎とさせる。
本町六丁目から大街道へ向かう場合は、西堀端・南堀端、松山市駅で乗り換え無料券を発行して、対応する。また、本町線の『西堀端』停留所については『本町一丁目』に改称する。

また、3日間乗り放題チケットを3/1から新たに発売する。市内電車乗り放題の『市内電車3Dayチケット』は1,100円、郊外・市内電車・バス全線に乗れる『ALL IYOTETSU 3Day Pass』は2,500円となる。なお、現在発売してる『ALL IYOTETSU』については200円、市内電車については100円の値上げを行なう。

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1969年(昭和44年)の城北線・城南線の環状運転以来、系統を弄らなかった伊予鉄道市内線だったが、およそ半世紀ぶりに運行区間を変える系統が出てきた。6号系統本町線を道後温泉発着から松山市発着に変更することになる。この6号系統、元をたどると、松山電気軌道の本町~道後間とほぼ同じルートになる。西側を走る古町駅のある伊予鉄道とは別の会社だったのだ。それが大正10年に合併、戦後になって、本町線が開業した時に今の本町四丁目~道後温泉系統となった。

松山市駅発着に変更した目的は、一運用で回すために近いところで折り返させたいからではないかと。本町六丁目から道後温泉まで27分かかるのに対し、松山市までだと14分と半分くらいの時間で行くからな。その片道14分、往復28分を一運用でこなすために、終日40分間隔になったと。2005年改正時に20分毎から30分毎となり、路面電車では一番本数が少ない区間となったわけだが、今回の改正ではさらに本数を減らすことになる。

本町線の西堀端から本町六丁目までは1.5キロ、西堀端を本町六丁目行の電車と同時に歩きだして、本町六丁目まで往復、西堀端に着くと次の本町六丁目が来るということだ。それ以前に、松山市駅と北条を結ぶバスが15分毎に同じルートを走っている。これでは路面電車に乗るのは、通しの運賃となる大街道方面への利用客ぐらいだ。南堀端での、6系統から大街道方面3系統への乗り換え時間は時刻表上だと3分、横断歩道を2か所渡ることを考えると、JR駅からの5系統を同じ停留所で待った方が確実だな。

『西堀端』停留所から『本町一丁目』停留所に改称したのは、他路線の『西堀端』と間違えて、待ちぼうけを食らわないようにするためではないかと。本町一丁目停留所というのは、昭和45年まで存在していたけど、今の『西堀端』停留所(南堀端方面)とは位置が同じなのだろうか。

3日間乗り放題とは珍しい。でもALL IYOTETSUならともかく、市内電車の狭いエリアで丸三日も必要かと思ってしまう。まぁ、一日目にJR駅から市駅へ向かうのに使って、二日目、三日目に観光するという使い方だったら、ありうるか。道後温泉本館と別館の飛鳥乃湯泉を別の日に入ればいいのだし。市内電車の一日乗車券は500円から600円に、長崎や熊本と同額だったのが、広島や鹿児島と同額になってしまう。初乗り160円だから4回乗れば元が取れることには変わりないけど。市内電車2dayに200円プラスするだけで、もう一日乗れるのか。

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