西武鉄道では3/10にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●平日土休日共通
★西武新宿発拝島行の座席指定列車『拝島ライナー』を夕夜間に5本運転する。設定時間帯は、西武新宿発1815から2215までで1時間毎に運転、西武新宿から拝島までの所要時間は平日47分、土休日44分ほどとする。
高田馬場を出ると小平まで通過、拝島線内は料金不要となり各駅に停車する。小平では新所沢行に接続する。(土休日は本川越行に接続)
指定料金は300円、指定券は『Smooz』などのWeb予約の他、停車駅の窓口、西武新宿、高田馬場の券売機で購入することができる。事前に購入せずに乗車した場合は、さらに200円が必要となる。
★データイムの所沢において、特急『ちちぶ』から各駅停車本川越行への接続を2分に短縮する。
★競輪開催日に、国分寺から西武園まで直通する列車を東村山乗り換えとさせる。
●平日
★新宿線の西武新宿発813の準急田無行を新所沢行に行先変更する。
★データイムの池袋発西武球場前行6本を所沢行に変更、西武球場前発池袋行6本を西所沢行に変更する。
★夕方から夜間の新宿線を見直し、各駅停車を4本削減、急行の一部を準急に格下げする。
★夕夜間に豊洲と所沢を結ぶ『Sトレイン』を2往復増発、5往復とし、豊洲発1800~2200、所沢発1618~2020まで1時間毎に運転する。
★豊洲発の『Sトレイン』を、新木場発の有楽町線列車から接続させる。また、101号以外は保谷で小手指行に接続、109号以外は所沢で飯能行に接続する。
★池袋発で21時台に新木場発石神井公園行を2本増発する。それ以外にも西武線方面からの新木場行2本、和光市~新木場間列車4往復を増発する。
★早朝の小竹向原発新木場行1本を和光市発に延長変更させる。
●土休日
★池袋~飯能間に『むさし』3往復を新設する。(池袋発1000、1500、1600、飯能発1435、1535、1635)
★西武球場前行き『スタジアムエクスプレス』を30分繰り上げる。
★西武球場前発1433と1533の各駅停車池袋行を準急に格上げする。
★ナイター終了後に走る西武球場前発西武新宿行を準急から急行に変更する。
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40000系追加投入に伴う『拝島ライナー』の設定を中心とした西武鉄道のダイヤ改正、池袋線系統も特急の増発が行われることになった。
『拝島ライナー』は平日、土休日ともに西武新宿発1815から2215までの設定。22時台で終了というのは他のライナーに比べて早いので、次の改正で西武新宿発2315が設定されそうだ。運転間隔は1時間半と予想していたが1時間間隔での設定、所要時間が47分だから、西武新宿への回送をそれなりに早く走らせれば、2運用でやりくりすることが可能だ。
高田馬場を出ると小平までノンストップ、所要時間は平日21分、土休日19~20分、24~25分かかる同時間帯の急行はもちろんのこと、23分運転のデータイム急行より速い。田無通過は予想していた通り、臨時特急も途中から通過になったし。でも、拝島線内各駅停車は予想つかなかった。萩山、小川は通過で、入庫を兼ねた各駅停車玉川上水行がフォローすると思っていたのだけどね。末端部分の料金不要も予想通りか。
西武新宿から拝島までの所要時間も47分と、同時間帯の急行より5分速い。1時間半間隔予想の根拠は、急行くらいの所要時間だったが、5分短縮するだけで1時間間隔での設定が可能となる。去年12/15のブログにも書いたが、同時間帯のJRの新宿~拝島間の所要時間は、青梅ライナー38分、通勤快速43分、快速50分だ。平日でも快速より速いが、通勤快速に比べると少し遅い。土休日夕夜は拝島への直通が快速しかないから、平日よりは有利になる。
平日夕方の西武新宿線では、各駅停車を削減、西武新宿発で18時台に10本、19時台に9本あったのをともに8本に削減している。それだけでなく、18時台から19時台まで3本しかなかった上石神井止が、18時台から21時台の10本に、上石神井から先へ行く各駅停車が40本から29本に減った。武蔵関、東伏見、西武柳沢をフォローするために、18時台から19時台まで3本だけだった準急が18時台から22時台までの15本に拡大、代わりに急行が39本から27本に減少した。
西武新宿発18時台から22時台までの拝島線直通は、現状ダイヤだと急15、準3、各4、玉3の計25本だが、それがラ5、急10、準7、各2、玉3の計27本となる。急行・準急1本、各停2本が減るが、ライナー5本がそのフォローするので、結果的には2本の増発となる。ライナーの折り返しは各駅停車小平行になるのだろうか。それで小平に着いたら、西武新宿まで回送すると。
土休日の西武新宿発18時台から22時台を見ると、各駅停車は元々毎時8本なので削減なし、但し上石神井行が2本から8本に増えたので、急行34本のうち9本が準急に格下げとなった。
データイムの新宿線では、西武新宿発11分の急行本川越行の所沢発時刻繰り下げることで『ちちぶ』からの乗り換えを可能とし、池袋から新所沢、狭山市方面への利便性を向上させる。川越まで行くと、東上線の方が便利だからな。『小江戸』から『ちちぶ』への接続が見直されれば、新宿から特急車両で秩父へ向かうことができ、『おくちちぶ』の代わりになるのだけどね。JR四国や近鉄のような、乗り継いでも料金通しという制度があるのが前提で。東村山分断は、工事によるものだと思ったけど、直通が残るからちがうのか。
40000系の追加投入で平日夜の池袋線の『Sトレイン』も増発することに。現行ダイヤでは豊洲発1700、2000、2300の3時間間隔だが、2往復増発して、豊洲発1800~2200までの1時間間隔となる。運転間隔は大幅に縮まり利用しやすくはなったが、最終は2300から2200に繰り上がった。有楽町界隈で呑んで乗るには厳しい繰上げだ。運用本数は現行の1運用から3運用に、『拝島ライナー』の2運用と合わせると、平日夜は5編成の40000系が指定席列車として運用していることになる。豊洲から所沢までの所要時間は最終が54分で、それ以外が57分。現行最速の58分より少し時間短縮させている。豊洲では、新木場発の列車からの接続を受けることになる。だったら、最初から『S-TRAIN』を新木場発にすれば、お台場、舞浜からの利便性が向上すると思うのだけど、それをしないのは何らかの事情があるのだろう。
土休日は『むさし』を3往復増発。このことにより、池袋発は1430~2300まで、飯能発は1435~2205まで、特急が30分ヘッドとなる。池袋発増発された『むさし』は、飯能で西武秩父行に5分で接続、西武秩父発から4分で接続する。ただし、西武秩父線の発着は2・3番線で、特急の発着は5番線なので跨線橋経由の乗り換えとなり、改札も通らなければならない。
増発分の池袋発は1000、1500、1600。1500と1600には急行が設定されているけど、1502の豊島園行とともに2分繰り下げるのだろう。12月の夜祭の日に、このスジで臨時特急が設定されている時はどうしているのだろうか。
来春には新型特急車両を導入する予定。導入予定本数は7編成と池袋線用10000系と同一数であることから、これ以上30分ヘッド時間帯が拡大する可能性はあまりなさそうだ。
平日の池袋~西武球場前間列車は、池袋~所沢間と西所沢~西武球場前間に分断することに。10両編成だと空気輸送になっておりし、西所沢で池袋行が下り本線と干渉するからな。ただ、ド級いつについては準急に格上げされた。西武新宿への直通臨時は急行に格上げ、拝島ライナーに充当される40000をこの臨時に充当させるか気になるところだ。
夜間時間帯は、有楽町線内列車と西武線への直通列車の増発。線内列車の増発は何時くらいになるか、明らかになってないが、運転間隔を1分か2分くらい短縮させる形になるのではないかと
有楽町線の早朝の和光市延長は、小竹向原発607が対象となる。現状では和光市発554、小竹向原着606の普通元町・中華街行が設定されているけど、これを新木場行に変更、その数分後に元町・中華街行を新設するのではないかと。この元町・中華街行は東新宿での待避時間が4分もあるから、数分繰り下げたところで影響は少ないのだろう。
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