しーさるの鉄日記

JRグループの秋の臨時(秋田・新潟編)


夏休みが終わって、秋臨が発表。気になった列車をいくつかピックアップしてみる。まずは新潟と秋田から。


●快速「海里」運転日:10/12以外の金土日祝
新潟1012→酒田1319(10/14と11/4は1244)酒田1502→新潟1831(10/14と11月の土日は1833)
途中停車駅:新潟、新発田、中条、坂町、村上、桑川、あつみ温泉、鶴岡、余目、酒田

「きらきらうえつ」の置き換えである「海里」が今回の秋臨時からデビューすることになった。

停車駅は「きらきらうえつ」から削減、鼠ヶ関だけでなく、「いなほ」停車駅の豊栄、勝木、府屋も通過となった。設定時間帯につていも、下り酒田着は28分繰下げ、上り酒田発も1時間以上の繰上げとなっている。下りは桑川で20分、あつみ温泉で11分、上りは鶴岡で24分、桑川で31分停車するからだ。そのため、下りはあつみ温泉で、上りは桑川で『いなほ』に抜かれることになる。『きらきらうえつ』は『いなほ』に抜かれなかったから、首都圏対庄内で有効列車になったのだけど、観光列車ということを考えると仕方がない。桑川駅は「道の駅笹川流れ」と共用しているから、観光列車の長時間停車に最も適しているのだろう。鶴岡での15時49分までの24分停車は加茂水族館から来るバスが15時33分着なので、それに対応したものだと思われる。なお、年末年始以降は冬ダイヤで長時間停車がなくなり、下りの酒田着は12時44分、上りの酒田発は16時丁度の今の「きらきらうえつ」のダイヤに近くなる。

4号車はテーブル付きのダイニングシートで、食事込みのパッケージツアーのみで2名からの販売、パッケージツアーは新潟~鶴岡まで13,400円、新潟~酒田まで13,800円、新潟~酒田間の運賃に指定席料金を足すと3,900円くらいになるので、食事代は10,000円弱となる。17,500円の雪月花に比べるとリーズナブルかもしれない。1号車の普通座席、2号車のコンパートメントを利用した場合は、えきねっとで車内弁当の事前予約ができる。

●快速「きらきら日本海」運転日:10/25~10/27
秋田851→新潟1259 新潟1359→秋田1917
途中停車駅:秋田、羽後本荘、西目、仁賀保、金浦、象潟、吹浦、遊佐、酒田、余目
鶴岡、あつみ温泉、鼠ヶ関、府屋、勝木、桑川、村上・新発田、豊栄、新潟

先日、「海里」から置き換えられる形で羽越本線での通常運行を終えた「きらきらうえつ」。でも、車両としてはすぐ引退とならずに、年内いっぱい他線区の臨時列車に使われるとのことだ。
この「きらきら日本海」は、運転区間こそ秋田延長運転時と同じだが、秋田ベースで午前上り午後下りというのが大きく違う。新潟行は秋田延長ダイヤより速く、酒田では「いなほ」の3時間ブランクの間に設定、新潟では新幹線に20分接続となっている。秋田行は新幹線から10分接続するが、新発田、桑川で10分停車、鼠ヶ関で17分停車して、新潟を58分後に出た『いなほ』に抜かれる。その後鶴岡でも13分停車し、所要時間は5時間18分と新潟行より1時間以上も遅い。秋田では快速青森行に3分で接続するがホーム別、東京行の最終こまちにはギリギリで接続しない。
「海里」との交換は、新潟行は今川で、秋田行は鼠ヶ関での「いなほ」待避中に行うことになる。残り3か月で何回「海里」とすれ違うのだろうか。

●快速「弥彦浪漫』
新潟1033→弥彦1205 運転日:11/3、4(きらきらうえつ形)9、10(115系旧弥彦色3両)
弥彦1640→新潟1804 運転日:11/16、17(国鉄色気動車)23、24(国鉄急行色気動車)

日によって運用車両が変わる珍しい臨時列車、全車指定席だが座席定員は変わることになる。弥彦に行くのに、越後線経由でなく信越本線経由というのも珍しい。単線の越後線より複線の信越本線の方が臨時を走らせやすいというのもあるけど。弥彦線に気動車というのも珍しい。GV-E400で余剰となったキハ40系列を臨時列車に充当させるケースも出てきそうだ。


●快速『EL上越線美食旅』運転日:11/4
新津900→水上1203 水上1520→新津1802 途中停車駅:東三条、長岡、越後湯沢
EF64に「ばんえつ物語」の12系客車7両を連結した臨時。上りは越後湯沢で38分停車するために運転時間が3時間を超える。越後湯沢発を10分繰上げれば、高崎行にすぐに接続するのだけど。下りも高崎方面からの接続時間が悪く1時間以上待たされる。あの辺の紅葉を見る列車と割り切れば、高崎方面への接続はどうでもいいわけなんだが。

●快速「DLおが」「SLおが」運転日:10/12、13 
秋田900→男鹿1047 男鹿1445→秋田1617 途中停車駅:土崎、追分、二田、船越、脇本

「秋のさく、さく、あきた」観光プロモーションに合わせて、男鹿線でSL列車が運転されることに。牽引するSLは高崎からC61-20を持ってくると思われる。去年は同時期に秋田~湯沢間で『SLこまち』が運転されたが、男鹿駅は湯沢駅のような転車台がないので、C61が先頭を走るのは秋田行のみとなる。また、ホーム有効長の兼ね合いか、『SLこまち』が旧型客車6両に対し、「DLおが」「SLおが」は12系客車4両となっている。男鹿線でのSLは1970年代まであったから、今回の復活運転はそれ以来40年ぶりとなる。


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