しーさるの鉄日記

JRグループ、秋の臨時(首都圏他)


JRグループの秋の臨時、首都圏で気になった列車をピックアップ。

●ぶらり高尾散策号

日立647→高尾1016 高尾1606→日立1907 使用車両:E653系7両 運転日:11/16、23

去年までは651系7両が充当されていた『ぶらり高尾散策号』だが、6年半ぶりにE653系が充当されることに。E653系国鉄色は、7月に団臨として高尾に乗り入れたが、一般客も乗れる臨時列車としては初めてとなる。

新秋津までの停車駅は去年と同じだが、立川と八王子は通過となり、新秋津から高尾まではノンストップに。運転停車はするかもしれないが。駅を通過するようになったものの、高尾着は10時07分から10時16分に繰り下がっている。武蔵野線に入るときに時間調整をするのだろう。

立川と八王子の通過は需要がないというのもあるけど、大回り乗車での利用を防ぐためというのも勘ぐってしまう。立川と八王子に停車することで、中央線特急に乗り継ぐことができるけど、常磐線方面から山梨へ向かう人でそういうルートを取る人が少なく、日暮里、新宿経由が一般的なのだろう。

『ぶらり高尾散策号』以外に『わくわく舞浜号』、『ぶらり川越号』についても651系からE653系7両に置き換える。

●紅葉いろは日光

川越1000→日光1239 日光1911→大宮2133 使用車両:205系4両いろは 運転日:11/2~11/4

川越発日光行というミステリー列車、そのうえ姿が変わったとはいえ、205系が川越線に帰ってくることになる。

日進を通過すると高崎線に転線、大宮でスイッチバックのために17分も停車する。大宮発車はスペーシアきぬがわの2分後の10時39分、続行して走るので蓮田では定期の小金井行と追い抜き接続する。そのため、追い抜かれる小金井行は5分ほどの繰下げ時変を行なう。蓮田を出ると、久喜、小山と停車する。

宇都宮では日光線ホームの5番線に到着、停車して二度目のスイッチバックを行なうが、客扱いはしない。そのため、時刻は不明だが11時49分から11時54分まで5分くらい停車すると思われる。鶴田と今市で定期列車と交換し、日光には12時39分に到着する。

上りの設定時刻は日光発19時11分と遅い時間帯、東照宮や輪王寺のライトアップを意識したためだ。文挟まで飛ばして定期列車と交換、鶴田では6分の運転停車、宇都宮には19時56分に到着、20分近く運転停車してスイッチバックすると思われる。小山場面では5分前に小金井始発があるが、下りのような追い抜きはせずに、普通列車より遅く走る。

下りにおいて、数分前に発車したスペーシアきぬがわは、下今市着11時58分、急行にすぐに接続して東武日光には12時06分と30分以上早く着く。運賃+料金は「紅葉いろは日光」が2,788円に対し、「スペーシアきぬがわ」は3,790円、「紅葉いろは日光」は1000円安いだけでなく、大宮での乗換えもないが、2時間半以上硬いボックスでの移動で、乗車時間の半分はどっちの方向に座っても進行方向逆側になる。
上りについても、7分後に東武日光を出発する「リバティけごん」に乗って、春日部でアーバンパークラインの急行に乗り換えれば、大宮着21時01分と30分以上早く着く。この場合の運賃+料金は2,423円と「紅葉いろは日光」より安くなる。そう考えると、一部指定席でも良かった気がするのだけど、一般客が重視するのは直通での利便性だからな。

なお、205系「いろは」は小山車両センター所属なので、川越まで回送することになる。送り込みが朝だったら、宇都宮線からの川越臨にしても良さそうなのだけどね。

205系「いろは」による臨時列車は、「紅葉いろは日光」以外に、10月12日に「鹿沼秋まつり号」(大宮発1114、鹿沼着1246、鹿沼発2102、大宮着2236)10月17日に「日光東照宮秋季大祭号」(大宮721日光933、日光1614大宮1815)が運転される。「鹿沼秋まつり号」は蓮田や古河を通過し、久喜のみ客扱い停車、平日運転の「日光東照宮秋季大祭号」は小山までは宇都宮線快速と同停車駅で、日光行は宇都宮7番線でスイッチバックする。


●花咲くひたち海浜公園号

大宮816→勝田1032 勝田1626→大宮1828 使用車両:E653系7両 運転日:10/12~13

大宮~勝田間の臨時列車は、春に『水戸梅まつり』が設定されてきたが、秋臨としては初めての設定となる。勝田行は『水戸梅まつり』とほぼ同じスジだが、大宮行は設定時間を1時間半繰上げ、2時間半かかっていた所要時間を2時間2分に短縮する。このことで、特急『ひたち』で上野経由した場合より15分遅いくらいになり、『ときわ』を柏で降りて、新松戸、南浦和と乗り換えた場合と大差なくなる。
勝田と水戸の発車時刻は11月17日運転の『ときわ44号』と同じ、吉川美南が17時55分だから、常磐線内は『ときわ44号』のスジを踏襲して、柏は17時30分くらいに通過するのではないかと。でも土浦で追い抜く定期普通の時刻変更はしてないのだな。

185系による臨時列車は、青梅から神奈川方面へ向かう『ホリデー快速あたみ号』『鎌倉紅葉号』や、大船からの『川越まつり号』に充当、去年4両が充当された新習志野からの『おさんぽ川越号』につては、E257系の5両に戻っている。臨時列車に充当される185系6両は、『踊り子』と別運用だが、今後の動向が気になるところだ。

土休日運転の『スーパービュー踊り子1号、4号』については10/6で運転が終わり、翌週は『踊り子161号』『踊り子154号』になっている。E261系『サフィール踊り子』のデビューが来春ということを考えると、臨時列車からの撤退は仕方ないか。

東日本エリア外で気になったのは、ねんりんピックに合わせて11月9日に運転する新大阪発海南行の『くろしお91号』。海南行『くろしお』は、2015年の台風11号による影響で箕島~御坊間で運休となった時に設定されたが、臨時列車として設定は珍しい。『くろしお91号』は、天王寺、日根野、和歌山の他に、紀三井寺にも停車、他の日に運転される『くろしお85号』のスジを踏襲する。

『瀬戸内マリンビュー』については尾道への延長運転を行なう。来年秋から運転する新しい観光列車が尾道~宮島口での運転になるから、尾道までの需要を調べるのだろうか。尾道~三原間で下りが上りより5分遅いのは気になるところ。糸崎で貨物の待避をするとか。

JR九州はラグビーワールドカップが大分などで開催されるので、それに合わせて特急などを増発する。夜遅く終わる試合もあるので、例えばソニック98号は大分を0時半に出て、博多には2時48分に到着する。停車パターンは速達タイプだが、所要時間的には主要駅停車タイプになっているから、最高速度を120キロに抑えるのだろうか。

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