3月14日ダイヤ改正、青森県内のJR在来線、青い森鉄道の改正概要は以下の通り。
●三沢発6時52分の八戸行を6時45分に繰上げて、八戸発7時08分の普通鮫行に接続させる。このことで八戸線の混雑緩和を図る。また、八戸発7時47分の三戸行を54分に繰り下げ、久慈からの八戸線に接続させる。
●青森発7時59分の浅虫温泉行、浅虫温泉発8時43分の青森行の土休日の運転を取りやめる。
●青森発9時14分の八戸行を9時21分に繰り下げ、奥羽本線から接続させる。(八戸着時間に変更なし)
●青森発17時50分の浅虫温泉行、浅虫温泉発18時55分の青森行を新設して、奥羽本線と接続させる。
●三戸発19時59分の列車を19時32分に繰上げ、通学客の利便性を図る。
●津軽線の青森~蟹田間の列車6.5往復でワンマン運転を実施する。
●深浦発15時11分の川部行を弘前行に延長変更する。
●リゾートうみねこの運転を3月をもって終了する。
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八戸周辺では青い森鉄道から八戸線への接続を見直して、通学時間帯の混雑分散を図ることに。現行ダイヤだと青森からの八戸着7時08分、三沢からの八戸着7時11分、三戸からの八戸着7時09分が7時13分発の久慈行に接続しているが、改正後は三沢始発と八戸線を繰上げ、三沢・下田から本八戸方面への客は7時05分に着いて、08分の鮫行に乗換、青森・野辺地からの客は09分に着いて、17分の久慈行に乗換、三戸からの客は11分に着いて、ホーム向いの久慈行に乗換という形になる。三沢からの通学客は学校に着くのが5分繰り上がるが、それ以外の通学客は学校に着くのは5分繰り下がる。でも、乗り換え時間が今より確保されるのはいいことだ。
キハE130投入でキハ40の頃より詰め込みが効くようにはなったけど、沿線に高校を多数抱える八戸線は混雑するわけで。また、キハE130の車両数の兼ね合いか、青い森鉄道と八戸線の直通できなくなったのが難点。そのフォローが今回のリリースにあるホーム上接続なのだけど。八戸駅のあの階段だと混雑するからな。理想的なのは1番線と2番線のホームの間に通路を作って、階段乗換を減らしつつ、短編成の列車が発着できる乗り場を増やすこと。つまり川内駅のようにした方がいいのかと。青い森鉄道も朝1往復以外は八戸で分断されているからな。
なお、7時27分の八戸線鮫行が7時17分の久慈行に繰り上がることで、7時16分着の新青森からの「はやぶさ8号」からの接続が不可能に、八戸線は40分ぐらいまで待たなければならなくなった。まぁ、新幹線利用者はほとんどがタクシーで八戸中心部へ向かうと思うのだけど。
青い森鉄道の青森近郊では夕方に増発する一方、朝一往復を平日のみ運転とすることになった。
夕方の増発分の浅虫温泉行に接続する奥羽本線は新青森発17時38分、東京発14時20分の「はやぶさ」、新函館北斗発16時20分の「はやぶさ」からの接続を受けるので、新幹線から青森市内へのアクセスが改善される。一方、浅虫温泉発18時55分の方は青森で津軽新城行に8分接続、この津軽新城行は新青森で東京行に11分で接続、このことで浅虫温泉から東京までの所要時間を20分以上短縮する。また、青森発9時21分に繰り下がった八戸行は津軽新城から来た奥羽本線普通に新規に接続、この列車は新青森で仙台を6時40分に出た「はやぶさ」から接続を受ける。このことで仙台・盛岡方面から浅虫温泉到着が現行の八戸経由と比較して25分早くなる。当然、新青森経由の方が610円高くなるわけだが。
青森発7時59分の浅虫温泉行は八戸行の7分続行だから平日でも需要がなさそう。朝一番の上り北海道新幹線接続の奥羽本線の接続を受けるけど、その需要もあまりないだろうしな。青森着9時10分の方も、学校の始まっている時間帯だから、平日ですら微妙なところ。他路線への接続もないし。19時台の三戸発八戸行は盛岡発の17分後追いから11分先行に順序変更、このことで通学生徒との遠近分離を図ることになる。
津軽線については、朝下り1本上り2本と13時台に青森~三厩間で運転する気動車(青森発:6時15分蟹田行、13時19分三厩行、蟹田発:5時32分、7時06分、13時18分)を除いて、ワンマン運転を行なうことになった。このタイミングでワンマン運転を開始したのは、GV-E400系を投入する下準備だと思われる。GV-E400系の秋田地区への投入は今年度だから、年内には津軽線で走りだすのではないかと。
3月14日改正と関係ない事項だが、土日に八戸線定期列車に充当されている『リゾートうみねこ』は3月で運行を取りやめることに、4月以降は土日も全列車E130形での運行となる。リクライニングシートの乗り得列車だったのだけど、駅降りの時に乗れなかったのが残念。『き・ら・き・らみちのく』時代には乗ったのだけど。八戸線からの引退か、車両としての引退か、定かではないが、国鉄型改造車の『リゾートうみねこ』が引退となると、『みのり』や秋田のクルーズ系といった他の国鉄型改造車も長く持たない感じがする。今後は『TOHOKU EMOTION』が『リゾートうみねこ』の代わりを果たすのだろう。
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