しーさるの鉄日記

JRグループ3/14ダイヤ改正(常磐線関係復旧以外)


JRグループの3/14ダイヤ改正、常磐線関係の復旧以外の改正概要は以下の通り。

●佐貫駅を龍ヶ崎市駅に改称する。

●品川発20時15分の「ときわ83号」と、いわき発7時39分の「ときわ64号」を高萩~いわき間で部分廃止する。
●勝田発6時35分の上野行を水戸始発に変更して、勝田発6時40分の小山行から接続させる。また、高萩発7時42分の上野行を土浦行に短縮変更する。

●上野発8時21分の勝田行を土浦行に変更して、土浦で勝田行に接続させる。また品川発18時53分の日立行を勝田行に変更する。いわき行最終普通列車については、12分繰り下げた、水戸発21時23分として、この勝田行から接続させる。
●日立発22時08分の我孫子行を短縮変更して、勝田発とする。
●平日ダイヤにおいて、上野発8時39分の取手行を成田行に変更、松戸発8時37分の取手行は運転を取りやめる。また、上野発10時43分の成田行を38分に繰り上げる。これに伴い38分の松戸行を廃止する。上野発16時14分の成田行を上野~我孫子間で廃止、16時54分と19時43分の取手行は全区間で廃止する。上りは取手発9時17分の上野行と19時03分の品川行を廃止する。

●常陸大子駅において、9時00分着、15時36分着、20時03分着3本の郡山からの列車から西金駅行代行バスへの接続を見直す。

●下館発8時55分の小山行を9時10分発に繰り下げる。また、小山発8時49分の勝田行を9時07分、9時30分の下館行を9時45分に繰り下げる。

●鹿島臨海鉄道において8000形を1両投入、下り7本上り6本を6000形から8000形に変更する。また、3往復を8000形から6000形に変更する。また、水戸発14時35分の列車を45分発に繰り下げ、大洗での10分停車を取りやめる。

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龍ヶ崎市駅は佐貫駅からの改称、東日本エリアでの市駅改称は1962年に日下部駅を山梨市駅に改称して以来58年ぶりとなる。龍ヶ崎市駅では関東鉄道が接続して、龍ヶ崎駅へ向かう。離れた所に市を取った駅があり、その駅との間に鉄道路線がある例は、栃木県佐野市、愛知県刈谷市、三重県上野市、和歌山県和歌山市があるので、慣れればややこしくないだろう。JRは改称するが、関東鉄道は佐貫駅を残す見込み。まぁ、改称となれば鉄道だけでなくバスの方もいじらなければならないからな。

上野発20時30分は89年3月改正で日立行として設定、92年の時刻表では高萩行、94年の時刻表ではいわき行になっている。97年10月のフレッシュひたち投入時に20時00分発が高萩行からいわき行となり、20年以上今の形をキープしていた。7両編成の「フレッシュひたち」ならともなく、10両編成の「ひたち」は輸送力過剰→減便という流れなのだろう。でも、いわき場面で7時03分から8時18分までタイムラグができるのはね。まぁ、7時半のバスに乗っても東京着は8時18分発より20分以上遅くなるけど。

水戸以南の普通列車は朝夜を中心に分断、品川に延長となる前に愛用していた日立行も消えることになる。東京では19時過ぎでも、水戸では21時過ぎだから利用率が悪いのだろう。品川からの日立行はなくなるものの、高萩行は残るので、上野東京ラインのエリアはそのままとなる。水戸からの最終いわき行は時刻の繰下げ、高萩でのいわき行最終「ときわ」がなくなるから、そのフォローもあるのだろう。現行では「ひたち」の直後の発車になっているから、時刻を繰り下げることで「ひたち」遅延の影響もなくなる。普通列車の分断で上野口の10両の運用が減るといいのだけど。

取手までの快速電車は、平日朝夕の中心に下り5本、上り2本を削減することに、下り5本のうち、2本は松戸行と松戸発だから実質4本ということになるけど。下りの本数が多い分は16時台に回送で送り込みをしているということだろう。上野発10時43分の間引きで、38分から52分までタイムラグができるが、平日のこの時間帯は利用客が少ない。

上野発16時台は04 08勝 14成 23 33土 39 46高 54の8本だったのが、04 12勝 23 33土 42 48高の6本になる。08分の品川発勝田行は12分に繰り下げたものの、後続の取手行とのタイムラグは11分になっている。この取手行は北千住で待避するので、北千住から先ではタイムラグが広がる。上野以南でも数分繰り下げているので、東京駅での広島発新幹線からの接続時間は拡大している。48分発の後は17時02分まで14分もタイムラグがあるので、通学客などで混雑すると思われる。この17時02分発は成田行だったが、改正では取手行に変更となった。代わりに18時25分発の品川からの取手行は成田行になった。

19時台後半では、33 39 43 49 54となっていたのを33 40 49 54と削減、40分と49分は品川発なので、19時33分の次の上野始発は54分の土浦行となる。最近、帰宅しながら買い物して、33分発に乗ったのだけど、比較的混雑する火曜日ですら、発車直前に座れるくらいの利用率だった。残業するにも中途半端な時間帯だし、43分発の利用率も18時台に比べて低かったのだろう。 上りは、上野着19時43分の成田発を9分繰り下げた水戸発に変更、後続の品川行は取手発から成田発に変更となったので、取手→上野間で1本削減となる。上野着11時30分についても、取手発から成田発に変わっている。

取手駅の電車本数が微妙に減った今回の改正、それもそのはずで、利用客数がここ数年で微妙に減っているのだ。上野東京ラインが開業した2015年度は28,450人まで回復したが、2018年度は27,613人と最低の2014年度27,410人に近づいている。利用客数が増えるTXとは対照的だ。

水郡線は、台風19号で被災して、常陸大子から西金までバス代行になっている状況、今回の改正では西金でのバスの接続時間を10分から5分にすることで、被災前と同じ列車に乗り継げるようにした。常陸大子から西金まで列車だと14分かかるのに対し、代行バスは29分、でも元々常陸大子が20分くらい停車していたから、郡山以北のスジを動かさずに接続できるわけで。その20分停車がない下りだと、常陸大子で20分前に列車が発車して待ちぼうけとなってしまっている。それも含めて改正するべきだったのだけど、駅数に対して交換設備が少なくスジが組みにくいのだろう。

水戸方面への折返しの始発が西金となっているのは砂利輸送の貨物列車が折り返すので、そのための信号設備があるからだ。7月には袋田に信号設備を整備したうえ折返し可能に、上小川とともに営業を再開するとのこと。列車との所要時間差は5分以下になるから、下りも復旧前の列車で乗り通すようにしてほしいところだ。

水戸線は朝の一部列車の時刻を繰り下げることに。まず下館発8時55分の小山行は15分繰下げ、9時18分着だった小山到着は9時30分を過ぎることになる。時刻が繰り下げることで、10-45分間隔が25-30分間隔と改善される一方、両毛線への接続がタッチ差で間に合わなくなり、宇都宮線上りへの接続も20分ほどと悪くなる。

小山発8時49分、9時30分は、9時07分、45分に繰り下げる。9時07分発は快速ラビットから接続することで、上野方面から結城、下館への所要時間を短縮させる。それぞれの下館着は9時30分と10時07分、両列車とも真岡鉄道には10数分で接続することになる。

鹿島臨海鉄道は4年ぶりに8000形を投入、3両から4両になることで8000形充当列車を増やす。現行ダイヤでは水戸・大洗~鹿島神宮10往復、水戸~大洗5.5往復の計15.5往復が8000形での運用となっているが、改正後ダイヤでは水戸・大洗~鹿島神宮11往復、水戸~新鉾田1往復、水戸~大洗6.5往復の計18.5往復が8000形での運用となる。129Dは大洗での分割で別列車計上されているから、実質18往復だ。
朝ラッシュ時を見ると、水戸着7時49分、8時12分、8時37分が、8000形での運用だが、今回の改正では7時20分着も8000形での運用となる。8000形はロングシートで詰め込みが効くので、ラッシュ時にその威力を発揮する。運用本数は3本維持だから、6000形が代走する機会は減るのではないかと。去年乗りに行った時、6000形代走で面を食らったからな。


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