JR西日本ダイヤ改正、滋賀エリアの改正概要は以下の通り。
●『はるか』『びわこライナー』4往復を新たに南草津に停車させる。また、山科にも新たに2往復停車させる。
●京都発8時19分の『はるか』を野洲始発に延長変更させる。
●湖西線において、データイムの京都~近江舞子間列車を京都~堅田間に短縮変更する。また、土休日データイムでは、京都~堅田間でも列車本数を減らす。
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JR西日本のダイヤ改正、滋賀県内では通勤特急の停車駅が増えたほか、普通列車がデータイム、深夜に見直されることになった。
朝夜の通勤特急は、今回の停車駅見直しで、全列車が京都までに野洲、草津、南草津石山、大津、山科と新快速と停車駅が揃うことになった。山科はともかく、1994年開業と比較的新しい南草津に全ての特急が停車するとは。南草津の乗降客数を見ると、ここ最近は伸び悩んでいるものの60,000人くらい、草津を少し上回り、滋賀県内トップになっている。立命館の学生が多いが、再開発で京都、大阪方面への通勤客も増えているようだ。
山科停車は、湖西線からだとホーム上接続が可能になる。数分接続のホーム別乗り換えは、人の多い京都駅だと微妙だからな。ただ、堅田から先は『サンダーバード』との乗り継ぎの方が時間がかからない。
京都発8時21分の『はるか』は野洲発に変更、改正前の野洲発6時30分の『びわこエクスプレス』、7時12分の『はるか』に、7時51分発として加わる形になる。草津では草津線から5分で接続を受けることになる。
朝の『はるか』を延長した一方、新大阪発20時07分、21時07分の『はるか』については米原行だったのを野洲止に短縮変更させた。改正前は大津で新快速米原行きに追いついていたが、山科に停車して4分遅くなったので、新快速が野洲で接続しないで逃げ切る形となってしまった。
湖西線については、データイムを中心に普通列車を見直す。京都発で、平日が11今 26舞 41舞 45新快の4本、土休日がそれに56堅を追加の5本、となっていたのを平日、土休日ともに11今 26舞 45新快 56堅の4本とする。つまり、41分の堅田で新快速待避の近江舞子行が廃止となり、56分の堅田行が平日も運転という形になる。平日の京都~堅田では本数維持だが、平日の堅田~近江舞子間と土休日の京都~近江舞子間では減便となる。減便対象となる41分の近江舞子行は新快速敦賀行と時間帯がかぶるので、大津京、比叡山坂本、堅田、近江舞子ではそんなに不便にならないが、新快速通過駅である小野、和邇、蓬莱、志賀、比良ではタイムラグが最大30分程度だったのが。40分以上に拡大することになる。
上りについても堅田で新快速待避の近江舞子発が廃止、堅田までの新快速通過駅では最大42分待ち、おごと温泉、唐崎では最大32分待ちとなる。
データイム以外にも京都発21時前後に行先変更を行っている。改正前は2041舞 50永 2104舞 26堅になっていたが、改正後は2041堅 56舞 11永 26舞と15分ヘッドで平準化される。京都発21時21分の最終『サンダーバード』の堅田での接続相手が近江舞子行から永原行に変わり、大阪から近江今津方面への利便性が向上される。また、21時04分発近江舞子行の堅田での10分待避が、21時11分永原行に繰り下がることで、おごと温泉での5分待避となり、京都からの所要時間は堅田を除いて短縮される。なお、改正前では京都発21時42分が近江今津から先の最終だったが、今回の改正ではこれが近江今津から先で区間廃止となっているので、この21時11分の永原行が最終となる。つまり、北陸地方と最終が変わらないわけだが、近江中庄、マキノ、永原の利用客数を考えるとこんなものかと。逆方向の京都行は、その最終の折り返しなので23時近くまで運転されている。
特急『サンダーバード』については、4往復が臨時に格下げとなるものの、いずれも湖西線内はノンストップなので影響はほとんどない。
JR琵琶湖線の終電時間帯については、京都発0時34分の普通野洲行を廃止に、京都発0時31分の新快速野洲行も京都止に変更して、山科から先の最終を17分繰り上げの京都発0時17分とする。京都発23時57分の米原行については野洲行に短縮して、野洲から先の最終も20分繰り上げる。
湖西線は、最終の0時05分の近江今津行の時刻を19分繰り上げ、京都発23時46分とした。46分間のタイムラグは27分に短縮されたものの、JR琵琶湖線より30分ほど早い。堅田までの区間短縮程度でも良かったかもしれない。大阪からの新快速からの接続は改正後も悪く、大阪発23時20分の新快速が京都に着く3分前に湖西線の最終が発車する。
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