京阪電鉄では3/19にダイヤ改正を行なうことを発表した。改正概要は以下の通り。
●データイムの特急において、待避駅や停車時間の見直しにより所要時間の短縮を図る。
(淀屋橋~出町柳間:上下とも54分、京橋~祇園四条:祇園四条方面41分、京橋方面42分、淀屋橋~枚方市間:上下とも21分)
●特急と交野線の接続見直しで、交野市~祇園四条間の所要時間を上下ともに40分までに短縮させる。
●特急と宇治線の接続見直しで、淀屋橋→宇治の所要時間を55分、宇治→淀屋橋の所要時間を54分に短縮させる。
●土休日ダイヤにおいて、京橋から七条まで停車しない快速特急『洛楽』の定期運転を開始、枚方市、中書島、丹波橋通過で特急より3~4分時間短縮させる。淀屋橋発は900から1100までの30分毎、出町柳発は1602から1802までの30分毎での運転とする。快速特急運転時間帯は、特急を毎時4本、快速急行を毎時2本運転する。
●データイムダイヤにおいて、樟葉発着急行を出町柳発着準急に変更、出町柳発着普通は枚方市から先を区間廃止する。その結果、全線通しの特急、準急毎時6本ずつと、中之島~萱島、中之島~枚方市間の普通が毎時3本ずつ走るダイヤになる。
なお、特急は樟葉、丹波橋、三条で準急と接続、枚方市では20分毎に普通と接続する。また、準急と普通は守口市で接続、準急出町柳行きは京橋で普通に接続する。
●枚方市504の区間急行を樟葉500発の準急に変更して、樟葉~御殿山間の始発を繰り上げる。また、出町柳2400発の普通樟葉行きを枚方市行きに変更する。
●平日の大阪方面20~22時台、京都方面21~22時台、土休日の大阪方面19~22時台、京都方面20~21時台の12分ヘッド化させる。
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京阪の新しいデータイムダイヤは、10分ヘッドに特急、準急、普通がそれぞれ1本ずつ走る2003年時のダイヤを彷彿させるものになった。
特急は、副優等の待避回数を増やすことで、京橋~枚方市間、枚方市~丹波橋間で1分ずつ時間短縮、淀屋橋行は京橋での2分停車を見直すなどして、さらに時間短縮を図る。淀屋橋~出町柳間での所要時間は54分、両駅での折り返し時間の合計を12分とすれば、運用本数は1本減の12本となる。その減らした分の運用を、来夏前後に導入予定のプレミアムカー改造工事に回すのだろうか。
複々線区間はは現状維持だが、萱島~枚方市間は、特6、急3、準3、普3なのが、特6、準6、普3となり、萱島、光善寺の停車本数が増えるだけになる。(枚方公園、香里園、寝屋川市は急行が準急になるだけで現状維持)枚方市~樟葉間は特6、急3、準3、普3なのが特6、準6だけとなり、樟葉での急行が純減するだけになる。
現状ダイヤでは、特急が普通・準急を追い抜いているのは三条、丹波橋、枚方市。今回の改正では、準急が樟葉で長めに停車して、特急に追い抜かれることになる。問題なのは、枚方市~京橋間で特急に追い抜かれる駅。2003年ダイヤでは萱島待避だったけど、その時枚方市で緩急結合していたことを考えると、香里園待避になる可能性が高そうだ。その方が香里園、寝屋川市からの所要時間増は、萱島停車分だけで済みそうだし。どちらにしろ、樟葉・枚方市から大阪方面への有効列車から急行が消える分、特急が混雑するような気がする。土休日9時台、10時台の大阪方面だけでも残してほしかった。
京阪間ノンストップの快速特急『洛楽』は定期化で5往復新設、現行では京阪利用者のサービス向上という感じだが、プレミアムカーの導入で阪急やJRへの対抗となる。快特2、特急4、快急2というのは、現行の特別ダイヤと同じ、快急は枚方市で快特に抜かれるだろう。出町柳行は特別ダイヤと同じだが、淀屋橋行は19分前後繰り下がる形になる。特別ダイヤにおいける急行以下の構成は、現行ダイヤだと樟葉急行2、出町柳準急2、枚方市準急2、萱島普通2、出町柳普通4だったが、急行が準急に吸収された改正後は通常ダイヤと同じか、枚方市普通の萱島から先が部分運休になるのではないかと。
平日の21時台というと20分サイクルに、特出2、快急樟1、準樟1、準出1、普萱1、普出1で21本の時間帯か。それを12分サイクルにするということは、特出、準樟(土休日運休)、準出、普萱を毎時5本ずつの計20本にして、データイム同様快急樟葉行の設定を見直すのだろうか。副優等は9本から10本に増えるし。
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