JR東日本のダイヤ改正、神奈川関係の改正概要は以下の通り。
●東京・新宿~伊豆急下田間で『サフィール踊り子』の運転を開始する。それに伴い『スーパービュー踊り子』は廃止する。また、『踊り子』2往復にE257系を投入する。
●『おはようライナー新宿26号』『ホームライナー小田原23号』を251系10両から185系10両に置き換える。『湘南ライナー1号』『湘南ライナー15号』は185系10両から215系10両に、『湘南ライナー7号』は215系10両から185系10両(金曜は15両)に置き換える。『湘南ライナー10号』は10両から7両に変更する。
●品川発6時03分の小田原行を新設、5時55分の沼津行は49分に繰上げ、この小田原行から接続させる。なお、土休日に運転されている東京駅発6時18分の熱海行は廃止する。
●小田原発9時16分の小金井行、小金井発13時46分の沼津行を10両編成から15両編成に変更する。(沼津行は国府津で後ろ5両切り離し)
●熱海発23時07分の小田原行を国府津まで延長運転させ、御殿場線の最終山北行に接続させる。
●データイムの湘南新宿ライン南行において、データイムの平塚行の横浜での停車時間を見直し、戸塚で快速アクティーで相互に接続させる。
●平日夕方の南武線において、川崎発17時13分、18時15分、18時45分の登戸行をそれぞれ、立川、稲城長沼、稲城長沼に延長変更させる。また、稲城長沼発18時32分の列車を立川発18時13分に延長変更させる。
●南武支線において、小田栄発5時01分の尻手行を新設、立川行に接続させる。
●平日夕方の鶴見線を増発する。また、土休日データイムに増発して、行先を見直した平日と統一させる。
●データイムの京浜東北線を運転本数を見直す。
JR東日本のダイヤ改正、神奈川県内では、東海道線に『サフィール踊り子』の投入された他、東海道線、鶴見線などで見直しが行われる。
『サフィール踊り子』は定期1往復、臨時1往復ずつ運転、土日は下り臨時が新宿発になる以外は全て東京発着となる。毎日運転する『サフィール踊り子』の東京発は11時00分、伊豆急下田発は14時12分、土日運転する『サフィール踊り子』の新宿発は12時25分、伊豆急下田発16時30分、月木金に運転する『サフィール踊り子』の東京発12時30分、伊豆急下田発16時30分の設定になる。
『スーパービュー踊り子』は、定期列車だけでも新宿発9時25分、東京発11時00分、13時00分、伊豆急下田発10時04分、14時10分、16時07分(池袋行)が設定されていた。このうち、東京発11時00分、伊豆急下田発14時10分は『サフィール踊り子』に置き換え、新宿発9時25分(土日は池袋発9時14分)は185系『踊り子』に置き換え、残り3本はE257系『踊り子』に置き換えということになる。E257系『踊り子』は『スーパービュー踊り子』を置き換えるだけでなく、東京発10時00分の185系『踊り子』も置き換える。でも、同時間帯の185系『踊り子』は新宿方面からの『スーパービュー踊り子』も置き換えるので、185系充当列車はプラマイゼロということになる。修善寺発着及びそれを連結する『踊り子』については、今回の改正ではE257系に置き換えられない。
新宿発9時25分の『スーパービュー踊り子』が251系から185系『踊り子』になることで、その前運用の『おはようライナー新宿26号』、さらに前運用の『ホームライナー小田原23号』も251系から185系に置き換わる。朝の新宿発が251系から、E257系でなく185系に置き換わるというのは、このライナーの運用の兼ね合いということだろう。次回の改正では、この185系のE257系に置き換え、東海道線のライナーは、スワローシステムを導入した特急『ひらつか』『おだわら』に格上げされると思われる。なお、『ひらつか』『おだわら』については、JRの公式発表がないが、商標登録と試運転時の種別案内で明らかになっている。東京駅発18時30分の『湘南ライナー1号』、22時30分の『湘南ライナー15号』はオール2階建の215系になることでで座席数は大幅に多くなるが、リクライニングシートから向かい合わせの固定ボックスへとサービス面では大きく下がる。一方、20時00分発は逆に215系から185系になる。金曜は15両で運転となっているが、座席数の確保というより、休前日の運用の兼ね合いなのだろう。
東海道線の一般列車は早朝6時台に増発、5:29沼 5:55沼 6:16熱だった品川発は5:29沼 5:49沼 6:03小 6:16熱となる。このことで大船駅において、6時53分発の熱海行の前が23分開いていたのが、17分に短縮、31分着の鎌倉方面からの接続も改善される。新設の小田原行に10分以上先行している沼津行は国府津での3分停車で8分差で、小田原での11分停車で追いつかれてしまう。このことで品川発は6時03分と8分繰り下がるが、東京方面からの接続は5時50分着の京浜東北線くらいだから微妙なところだ。
データイムの湘南新宿ライン平塚行は、横浜での3分停車を戸塚に変更、快速アクティーと接続させることで、新宿・武蔵小杉方面から大船、平塚以西各駅への所要時間を短縮する。渋谷から小田原の場合、90分以上かかっていたのが73分と70分の特別快速と大差ない時間に短縮される。新宿から熱海だと、特別快速は小田原で熱海行に接続しないケースが多いから、この戸塚で快速アクティーに乗り継ぐケースの方が便利となる。まぁ、小田急経由の方が400円くらい安くなるわけだが。
南武線は、平日夕方で一部列車を登戸行から変更延長することに。まず、17時台は02稲 08立 13登となっているのを02立 08稲 13立に変更する。このことで府中本町発立川方面の17時台後半が29、42、55、06の13分間隔だったのが、29、40、48、59、06の7~11分間隔となる。それでも沿線の工場からの通勤客でごった返すことには変わりないけど、改正前よりはマシになるのかなと。18時台は登戸止2本を稲城長沼へ延長、登戸発18時23分以降9~11分となっていた普通列車の運転間隔を5~10分間隔に改善する。10分の間隔には快速が入るので、稲田堤、稲城長沼については10分のタイムラグが解消されることになる。立川発18時台前半についても、05、15、24だったのが、05、13、18、25と5~8分間隔に短縮される。
南武支線は早朝に小田栄始発を新設して、始発を28分繰上げることになった。尻手着は5時07分、09分発の立川行には接続するが、05分発の川崎行には接続しないで次は21分だ。八丁畷でも浦賀行、品川行ともにタッチ差で接続しない。東京方面へは尻手で14分待つか、5時12分の市バスに乗って川崎駅へ出た方がいい。新宿方面は武蔵小杉から東横線がいいが、5分しか変わらない上に100円高くなる。
鶴見線はデータイムのダイヤを大幅に見直すことになった。改正前の鶴見発を見ると、平日が 00海芝浦or扇町 20浜川崎 40浜川崎 土休日が 00浜川崎or扇町 30海芝浦or浜川崎といなっており、2時間毎に海芝浦行、扇町行が1本ずつ、それを浜川崎発着が埋め合わせて、浅野までは平日20分毎、土休日30分毎となっている。改正後は、平日、土休日ともに鶴見発10、30、50と10分スライド、40分サイクルに浜川崎行(3本に1本が扇町行)1本と、武蔵白石行or海芝浦行1本という構成になった。2時間毎だった海芝浦行は80分毎になった一方、安善、武蔵白石は4時間に1本減ることになる。浜川崎は2時間当たりの本数が平日5本だったのが3本に減る。土休日は3本維持で30-30-60分間隔なのが40分間隔と等間隔になる。武蔵白石での折返し時間は15分、浜川崎まで運転しても運用本数は増えないわけだが、需要がないのだろうか。
平日は鶴見発17時13分の大川行、18時07分の弁天橋行を増発、17時台から18時台前半まで6~9分間隔だったのを5~8分間隔にしている。大川では17時15分発、19時29分発がそれぞれ29分、44分に繰り下げている。海芝浦発は16時53分発が増発されて、17時02分発が08分に繰り下がっている。
京浜東北線は、蒲田以北で11本だったのを12本に増やす一方、川崎以南では10本だったのを9本に減らす。都内で5分の等間隔だったのが、川崎~磯子間では5~5~10分間隔となり、今まで1時間に1回しかなかった10分ブランクが3回も発生する。但し、東神奈川~桜木町間では10分間隔の間に横浜線普通、5分間隔の片方に横浜線快速が入るので、3~7分間隔になる。鶴見や仲木戸(東神奈川)だと、京急という手もなくはないけど、エアポート急行から都心方面は乗り換えが必要だからな。日本橋や浅草といったJRから離れたエリアはともかく、それくらいの減便では京急に逃げることはないのかと。磯子~大船間は現行と同じ10分間隔となる。
あと、リリースにはないが平日ダイヤにおいて、磯子発8時46分の八王子行を40分に繰上げ、42分の京浜東北は45分に繰り下げる。また、横須賀線において、東京発18時58分の大船行を56分の逗子行きに繰上げ、国府津行に新規に接続、代わりに新宿発18時53分の湘南新宿ライン逗子行が大船行に短縮変更となる。
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