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しーさるの鉄日記

新幹線の福井と芦原温泉、FUKURAM Liner」

敦賀発11時13分のハピライン福井行に乗車、発車数分前に乗ったためか、席がほとんど埋まっていた。敦賀着11時02分の『サンダーバード』から接続するため、武生、鯖江方面への需要が新幹線以上にある。福井へ行くのも新幹線に乗り換えるより30分遅くなるが、7030円が5640円と2割ほど安くなる。武生で3割くらい入れ替わったが、福井まで利用率は変わらなかった。

福井には12時03分に到着した。ハピラインの福井駅は2面5線、敦賀方面は内側4番線発が基本だが、6時台1本、7時台2本、18時台3本は外側5番線となる。また、5時台2本は下りホームの3番線発となる。金沢方面は内側3番線発が基本だが、朝夕の芦原温泉行のほとんどは外側1番線からの発車となる。また、6時13分は上りホームの4番線発だ。

福井では、去年3月から運用を開始した福井鉄道F2000形「FUKURAM Liner」に乗ることにした。F2000形は、F1000形「FUKURAM」と同じ3車体連接車だが、先頭車がボギー台車となっており、「FUKURAM」よりスマートな前面デザインとなっている。また、「FUKURAM」がクロスシートに対し、ロングシートになっているため、通路幅が広くなっている。低床式のためか、バリアフリーの観点で充当列車はその日の始発までに公式サイトに掲載される。充当列車が当日になるまでわからなかったので、今回の旅行は福井駅に着いてからは白紙だった。最悪、今日は充当されずに翌朝に乗ることも考えていたけど、12時台の一番理想的な時間に乗ることができた。

通常ダイヤでは福井駅前に乗り入れるのだが、今日は丼フェスというイベントが開催されているため、通称ヒゲ線は運休となっている。そのため、福井城址大名町で15分停車して、ヒゲ線走行分の埋め合わせを行なう。福井駅から福井城址大名町駅まで7分ほど歩いて、無事に12時25分発の福井鉄道F2000形に乗ることができた。郊外電車なので30分に1本だけだが、短距離利用もそれなりにあるようだ。福井鉄道のバスは今年2月から交通系ICを使えるようになったが、電車は来年になる見込み、そのため乗車リーダーにはICカード準備中の札が貼られていた。「FUKURAM Liner」に一駅間だけ乗って、仁愛女子高校駅に12時27分に下車、急いで福井駅へと向かった。福井城址大名町駅に戻ったら、12時25分に到着した「FUKURAM」がまだ停車していた。昼食は丼フェスで越前カニの小さい丼を食べた。

福井からは新幹線利用となる。北陸新幹線の福井駅は島式、今までは島式構造の新幹線駅は三島しかなかったが、三島と違って外側の通過線もないので、全国のフル新幹線の駅では最も小規模なものになる。ミニ新幹線でも島式は、大曲と秋田しかなく、中間駅で島式というのはない。ホームの規模が小さいものの、県庁所在地駅で利用は多いので、東西自由通路を挟んで、東京寄りにA改札、敦賀寄りにB改札がある。改札入口には号車の案内がある。B改札のコンコースからホームへはエスカレーターとエレベーターだけだが、A改札のコンコースからホームへはエレベーター、敦賀方面へ上がるエスカレーターだけでなく、東京方面へ上がる階段もある。その階段の中2階にハピラインとの乗り換え改札口がある。福井駅のデザインコンセプトは『太古から未来へ~悠久の歴史と自然がみえる駅』、デザインイメージは『有給の歴史を未来へつなぐシンボルゲート』となっており、ガラス張りに木彫のルーパーを組み合わせたものになっていいる。コンコースは高い天井や柱に県産木材や越前和紙を起用、2階ホームは屋根のトップライトと天井のルーパーで明るい感じになっており、床も木調タイルとなっている。東口を出て、左側のえちぜん鉄道の駅とは上屋がつながっており、雨にぬれずに乗り換えができる。その途中には恐竜のオブジェクトがある。B改札横の観光交流センターから幅広の階段広場を上がると、新幹線の見える屋上広場に上がることができ、恐竜のオブジェクトと新架線を撮影することが可能だ。


福井発13時03分の『つるぎ』に乗って、芦原温泉には13時12分に到着した。芦原温泉駅は『あわらの大地に湧き出る贅の駅』をデザインコンセプトに全体を焦げ茶の落ち着いた色とし、新幹線ホームには日よけを設置、ホーム待合室も温泉街をイメージしたもののになった。相対式で通過線がないので、ホームドアとホーム内側は比較的余裕がある。3階ホームと2階コンコースの間には敦賀寄りはエスカレーター、金沢寄りは斜めの階段が少し上がって、途中でホームと並行になっている。階段近くにはエレベーターがある。2階コンコースの前には東西自由通路を挟んで、敦賀寄りにある在来線の橋上駅舎への連絡通路がある。芦原温泉、三国への玄関口となる西口は、バスなどの乗り入れる駅前広場を金沢寄りに移転、上屋付きのバス停のある新たなロータリーを新設した。駐車場のあった駅前広場には『アフレア』という賑わい施設を整備、去年3月に飲食物販店舗を除く公共施設が、11月には飲食物販店舗にはオープンした。『アフレア』は1階が飲食物販店舗と観光案内所、ホールに、2階はふくいミゅ〜ジアムという観光案内施設と、1階ホールの吹き抜けになっている。3階は東西自由通路への連絡口となっており、外に出ることなく新幹線に乗れる。施設の前にはキッチンカーも駐車しており、観光地への乗り換え接点としてにぎやかだった。在来線の橋上駅舎の西口は『アフレア』に隠れる形となった。東口は民家を数軒解体して、新たな駅前広場を整備、東西自由通路から並走する道路を越えて、交通島に降りるようになっている。その交通島に隣接して、一般車12台、タクシー3台乗降場を開設、広場へのアクセス道路も100m整備した。西口と違い、在来線の橋上駅舎からの出口は変更され、新幹線の高架と一体化、駐輪場も新幹線の高架下に移った。
在来線の芦原温泉駅は2面4線だったが、山側つまり新幹線側の1線がなくなり、2面3線となった。芦原温泉折り返しは1番線発着なので、福井行として発車する時は下り線と干渉する。また、自分の乗った17時46分発の敦賀行は金沢始発に関わらず、1番線からの発着となっていた。13時33分のハピラインに乗車、スマホフリーきっぷの画面が変わったので、慌ててSuicaを使うことにした。

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