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しーさるの鉄日記

JR西日本2022ダイヤ改正(兵庫編)

JR西日本の2022年春のダイヤ改正、兵庫県内の改正概要は以下の通り。

●平日朝のJR神戸線の大阪方面において、快速1本、普通2本を廃止して、新快速と快速は10分間隔、普通は5分間隔での運転とする。

●平日15時台において、西明石発着普通の一部を須磨発着に短縮変更させる。

●平日運転の大阪発18時52分、19時07分の新快速網干行を廃止する。

●平日朝のJR宝塚線の大阪方面において、快速1本を廃止して、快速と普通7分間隔での運転とする。

●データイムのJR宝塚線、新三田~篠山口において、特急退避の解消など一部列車の見直しを行う。

●JR宝塚線において、夜間時間帯の一部列車を廃止する。また土休日9時台も一部列車を廃止する。

●加古川線の加古川~厄神間において、データイムの運転本数を毎時2本から毎時1本に減らす。

●姫新線の姫路~播磨新宮間で一部列車を廃止して、毎時1本の時間帯を拡大する。

★JR神戸線

兵庫県内のダイヤ改正、まずJR神戸線から見てみる。

姫路発を見ると、5時58分の網干発新快速を増発、5時45分と53分の新快速は43分、51分に繰り上げる。7~8分とこの時間にしては過剰だけど、神戸辺りだと6時台後半になるから、それなりに需要があると思う。逆に言えば神戸辺りでは6時20分まで新快速がないから、もう少し早い時間に速達列車があってもいいのではないかと思う。西明
石まで快速、西明石から新快速でもいいから。
6時12分から7時35分までの新快速は10本、平均運転間隔は9.2分となっていたが、改正後は1本削減、6時12分から7時34分まで9本で、平均運転間隔は10.2分となっている。6時台後半から7時代までは7時00分~10分以外は8~9分間隔だったが、改正後は9~10分間隔に、特に7時台後半は24分以降10分間隔となっている。1本削減したが、先述の早朝の新快速とでプラマイゼロとなる。快速も姫路発6時55分発の大阪行を廃止して、9分間隔だったのを10分間隔としている。

普通については、西明石発で7時台の加古川発大阪方面列車2本を廃止する。改正前は西明石発7時00分から56分まで14本あって平均運転間隔は4.3分となっていたが、改正後は7時02分から55分までの12本で平均運転間隔は4.8分となっている。改正前は4分間隔9回に対し5分間隔4回だったが、改正後は4分間隔は3回に減少、5分間隔7回、6分間隔1回と逆転している。5本あった加古川発も3本に減少している。加古川~西明石間では、快速の減少分と合わせると、3本も減ることになった。ところで、加古川への普通の延長運転の需要ってどれくらいあるのだろう。京浜東北線が蓮田まで延長運転した場合の、東大宮への通学需要よりは少ないと思うのだけど。

8~9分サイクルだった朝の大阪方面は9~10分サイクルになるが、普通の停車時間を調整することで、緩急の接続パターンは改正前と変わらない。

15時台の普通は、三ノ宮発16分、31分の普通を、西明石行だったのを須磨行に短縮変更、須磨以西で15分毎になる時間帯を15時台前半までだったのを15時台後半に拡大する。西明石発21分、36分も須磨発に変更して、15分毎の時間帯を15時15分までだったのを15時45分までに拡大する。

夕方時間帯は、大阪発18時52分、19時07分の新快速網干行を廃止する。このことで、新快速が7~8分間隔で運転されている時間帯を、大阪発17時45分~19時15分まであだったのを18時45分までに縮小する。18時52分発はともかく、19時07分発は3分前に特急『らくらくはりま』があるからな。

★JR宝塚線

朝時間帯については、新三田発7時33分の大阪行を廃止する。それに伴い、7時30分発の同志社前行を7時32分に繰り下げる。このことで快速の続行は7時台前半の2束だけになる。宝塚では快速の発時刻が44、49、54と5分間隔だったのが、45、53、00と8分開くことになる。新三田発8時19分は8時18分に繰り上げたため、川西池田で接続する列車が丹波路快速から宝塚始発の快速木津行に変更となる。宝塚方面も尼崎発9時35分の新三田行が廃止となる。

データイムは、毎時07分発の区間快速新三田行を篠山口行に延長変更、代わりに52分発の区間快速篠山口行を新三田行に短縮変更する。52分の区間快速は新三田で特急退避のため10分停車していたが、07分の区間快速は川西池田での待避にして、待避時間は4分としている。そのため、新三田から先は9分の繰り下げとなる。篠山口着14分が23分に繰り下がったため、午後時間帯で20分発だった福知山行は31分発に繰り下げている。丹波大山発は6分、谷川で2分繰り下げとなるが、石生から先は改正前と変わらない。

大阪発52分以外にも22分発も篠山口行だったのを一部新三田行に変更、新三田~篠山口間で毎時2本だったのが、最大60分開く毎時1本に近いダイヤとなった。60分開くのは11時58分から12時58分と、13時58分から14時58分、13時台は24分発があるので、26分、34分間隔となる。新三田までは毎時4本なので、本数が1/4になるという学研都市線の同志社前に近い感じがする。減便となる駅には乗員客数を3000人超える相野駅があるが、特急の停車する通勤時間帯の利用が多く、減便となる時間の利用は少ないのだろう。

篠山口発も、毎時19分(12時台は25分)、54分発だったのが、54分発がなくなることで、11時18分、12時09分、39分、13時18分、14時18分、15時12分と、午後から60分空きとなるケースが発生、特急も11時31分と13時31分だけだだから、14時18分から15時12分までは特急すらない。

夜間時間帯は宝塚行のうち、4本を塚口行に短縮変更、または廃止とする。

まず、大阪発20時39分の快速新三田行は廃止、木津からの快速篠山口行を4分繰り下げる。尼崎発21時28分の同志社前からの快速宝塚行は普通塚口行に変更、47分にも普通塚口行を新設して、58分の快速宝塚行は廃止する。4分後に丹波路快速があるから支障はない。尼崎発22時41分の松井山手からの宝塚行も廃止に、40分の丹波路快速があるとはいえ、快速通過駅では20分開く。尼崎発23時00分の木津からの宝塚行を塚口行に、塚口以北へは20分ほど開くことになる。土休日は尼崎発20時58分、22時41分、23時00分の宝塚行は塚口行に、21時13分の塚口行は廃止、22時20分の新三田行は宝塚行に短縮変更させる。

大阪方面では、宝塚発21時24分の快速木津行、23時11分の快速松井山手行を塚口発に短縮変更、21時56分の普通四条畷行は廃止する。また、新三田発22時34分の快速松井山手行を、宝塚発22時51分に短縮変更する。

★加古川線

加古川線は、加古川~厄神間において、平日データイム6.5往復、土休日午後3往復の運転を取り止める。このことで、平日は加古川発11時42分から15時42分、厄神発10時20分から14時20分、土休日は加古川発で12時42分から15時42分、厄神発12時20分から14時20分まで毎時1本とする。
また、平日9時台下りや土休日の15時台上りといった3本の時間帯でも加古川~厄神間での減便を行なう。朝の加古川発は843 908 917 949 1016と最大30分前後となっていたのが2本減で、843 920 1001と40分前後の間隔になる。日岡、神野、厄神の3駅とも乗車人員が1000人を切っているのを見ると、毎時1本の時間帯はもっと拡大してもおかしくないと思うのだけどね。今回の改正で3000人の乗車人員でも毎時1本になる駅もあるし。

★姫新線

姫新線では、3往復の運転を取り止める。姫路発10時50分の播磨新宮行の廃止に伴い、10時22分発を10時36分に繰り下げるが、後続とは49分開くことになる。10時33分着の下り『ひかり』からの接続は悪くなる。11時21分の播磨新宮行は、25分の上月行に変更、18分着の新快速からの乗り換え時間を確保するとともに、播磨新宮での乗り換えを解消する。姫路発13時53分の播磨新宮行の廃止で、13時25分から14時25分まで60分開くことに、14時46分の余部行も廃止となったが、53分に播磨新宮行があるのであまり不便にはなってない。一方上りは、播磨新宮発11時03分と14時06分が余部始発に短縮変更、13時05分が廃止になっている。播磨新宮発では、10時33分から11時35分、12時37分から13時35分、13時35分から14時35分までは1時間ほど開くことになる。余部始発は、10時04分発が廃止に、11時41分発が11時06分に繰上げとなり、部分廃止で始発となった24分発と入れ替える。14時台は14分の始発が廃止となり、24分が部分廃止の始発となる。その結果、約30分毎に11時41分、14時14分の始発が加わるダイヤだったのが、約30分毎に11時06分が加わり、12時59分から13時57分までは1時間近く広がるダイヤに、10時台から14時台までの本数は13本あったのが10本となる。

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