JR西日本は、10/10から城端線、氷見線に全席指定席の快速『ベル・モンターニュ・メール』(愛称:べるもんた)を、運転することを発表した。
土曜日は新高岡~氷見間で2往復運転(上り最終は高岡止)、氷見線内では伏木、雨晴のみ停車する。日曜日は高岡~城端で2往復運転し、新高岡、砺波、福野、福光に停車する。なお、城端では五箇山、白川郷方面の世界遺産バスに接続させる。
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北陸デスティネーションキャンペーンに合わせた、城端線、氷見線への観光列車の導入。七尾線の『花嫁のれん』より1週間遅れの導入となった。
名称はフランス語、『グランシャリオ』や『グランクロス』と車両にフランス語名称はしばし使われているけど、列車名に使われるのは珍しい。国鉄気動車のディーゼル音にフランス語の肉声放送が乗るのか。窓口で予約を取る時のことを考えると、べるもんたの方に統一した方がいいような気がするのだけどね。
車内の海側、つまり氷見方面に向かって右側は、座席が窓側に向かうように改造された。リリースのイメージ図は新高岡行のものだから少しややこしい。城端線では、座席は庄川方向へ向かうことになるのだけどチューリップ畑は見えるのだろうか。
氷見線系統は新高岡発着だが、折り返しは2面3線の二塚でやるのはないかと推測。高岡着と高岡発に18~29分の時間差があるから、城端線ホームから一旦富山方に引き上げて、氷見線ホームに入線するのだろう。北陸本線特急がなくなったから、このような直通が可能になった。
雨晴では1号は6分、3号は20分停車する。だが、これは普通に走った時の所要時間で景観ポイントで徐行するれば数分短くなる。現に上りは8分で走れる雨晴→伏木を10分かけて走っている。15時台設定の3号は通学需要がありそうだから、一部自由席にしてもいいと思うけど。
なお、4号は高岡止まり、新高岡へは29分接続の城端線に乗り換える必要が出てくる。関西方面へは7分接続のあいの風とやま鉄道に乗り換えた方が45分も早く大阪に着くわけだが。
城端線系統は高岡発着、快速運転をするため最速の52号は城端→高岡間42分と普通列車の最速に比べて5分早い。もう少し高岡着が早かったら、富山方面普通にいいタイミングで接続しするのに。53号は二塚で5分の運転停車、54号も砺波で7分停車する。臨時スジだが、氷見線に比べ快速運転による時間短縮が大きい感じがする。、
城端線系統の下りは、新幹線との接続がよく、城端方面へのアクセス列車を兼ねることになる。朝一の下り『はくたか』と『べるもんた』を乗り継いだ場合、12分前の『かがやき』『つるぎ』、城端線普通と乗り継いだ時に比べて、城端への所要時間は全く同じである。
リリースでは触れてないが、世界遺産バスへの接続も新幹線以上によく、接続時間は51号:6分、53号:13分になっている。だが、上り2本への接続は良くない。設定時間帯が中途半端だし、利用率が心配なところだ。城端からの回送を営業運転したものだと割り切ればいいのだけど。
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