素人がピアノの練習をしてんですけどね。小さい子供が「やりたい」っていうから分不相応に立派な電子ピアノを買ってるのに全然練習しやがらねえからもったいないのもったいなくないのって。それで、さして心得のない自分も練習に使っている。
ところが、ピアノを弾いたことがない人から見れば、他の人の練習がいかにつまらないものなのかの想像がつかないらしい。どうしても同じところの繰り返し練習がいるし、通しで弾けるようになっても仕上げるために何十回も何百回も弾く必要がある(能力差によるので、飲み込みが悪いと何百回も必要としてしまう)。
自分が飽きるのだから、端で聞いていても飽きるのは想像がつく。それでヘッドホン装着でやれと言われるのも道理で、そのようにしてきた。なのにそのヘッドホン演奏ですら「打鍵音がうるさい」と非難される。練習とはそういうものなのに。
確かにレパートリー1曲で1年半も続けるのはひどい。それでこの2ヶ月ほどは新曲を入れ、血のにじむようなヘッドホン練習でだいぶ仕上がって、ついにレパートリーが2曲になった。
ただ、どんな苦労をもって練習しようとも、周りの理解が苦労と釣り合わないことはわかっている。披露した一回目だけは賞賛される可能性もあるが、二回目からは「またか」「他の曲ないの?」きらいの反応を予想するのは容易だ。ことに素人の出来栄えでは、ピアノ演奏は消耗品なのだ。
そういう気持ちでこの2曲は、今のところ外で誰にも聞かせないまま2年を迎えようとしている。ここぞというタイミングがなくてな。
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