怪我や病気がいかに時間と労力を無駄にするかを力説しても、結局は笑いものなんである。いい歳をして自転車で転ぶ人は確かに少ない。でもよく考えたら、それはみんな自転車に乗っていないってだけじゃないか。
そして、怖いけどまた自転車に乗ることにした。とりあえず、模様の消えたタイヤは交換したほうがいいのだろうか、と思って自転車屋を訪ねてみたら、滑り出したら危ないけどまあ擦り切れてパンクしてからでもいいって。いや、滑ったんだけどな…。タイヤの空気は、僕としてはかなり入れていたほうだったんだけど、触るなり「ちょっと少ないなあ」って入れてくれたのがもうカチカチの硬さ。これでスピードが出る…って、殺す気か!
まあ、軽快に帰ってきましたよ。左ひじの傷がふさがらず、ひねったりこすれたりすると地味に痛む状態なので、左手は添える程度にハンドルを持っていたのだけど、タイヤがあんなのだから地面の振動を恐ろしく拾いましてな…。びりびり痛むので片手でこいでいたら、少しだけ大きな段差で尻ごと持ち上がるような振動で振り落とされそうになってもう、死ぬかと思った。自転車に乗るときはハンドルを両手で握ろう。それか、ゆっくり走ろう。
転ぶときの注意も聞いた。転ぶ人の中では、とっさに手をつく人も多いのだそうだ(転ぶ人が多いという意味ではない)。それで、手首が折れるのかと思いきや、腕がつっかえ棒になって、これを支える鎖骨が耐えられなくて折れるんだって。恐ろしく大怪我になりますな。注意したからといってとっさに何かできたかといえば何もできなかったんだけど、無意識で、つい手が出てしまう人もいるのだそうだ。
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