2015年8月期の試験で中学三年生が航空無線通信士に合格、という新聞記事があって、その人の近況。兵庫県川西市出身で、このツイッター情報だけでも「近いから受けた大阪大学に現役合格」というかっこよさが読み取れる。来年には航空大学校に合格して、一応阪大卒を確定してからパイロットを目指す道筋を勝手に描いてみるけど、全然知らない人だ。でも応援しています。
記事はこれ。先生の経歴もすごいけど、悪いのは産経新聞よ。先生も鴛海研吾君も全く悪くない。操縦士免許を取るときに必須の資格だけど、そんなに言うほどのものかどうかはきっと意見が分かれると思う。
パイロットを目指す航大生が受験するというよりは、たぶん2015年よりずっと前(2001年?)から無線資格は航大カリキュラムになくて、「入学後半年までに航空特以上は自分で取っとけよ、来年までには航空通以上(もっと上には二総通と一総通があるけどそこまでの必要はない)。取ってないと退学な」という仕組み。しかし授業が始まってからは忙しくて余裕がないだろうから合格者は入学までに取っておいたほうがいいよ、と言われるので、航大受験生か入学前の合格者が取得のメイン層のはず。決まりだから取るだけで、取ったから合格に有利なわけでもないと思う。中学生が取ったのがすごいだけで。資格マニアのおじさんが「総合・陸上・海上・航空・アマチュア」の各免許をコレクションするために取るのは、これは業界の養分なので賞賛されるべき存在である。それも養分としての功績であって、取ったからすごい、という性質のものではない割に、新聞記事が大変こそばゆい仕上がりになっている。
いやまあ、おじさんがすっかり合格した立場で書いてるけれども、まだ合格発表前だった。実技試験がちゃんと通っていますように。
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