セブンイレブンが酸素缶発売。
酸素は、いろんなものと結合する性質のせいか、多くの生物にとって有害で猛毒といわれている。地球誕生から8億年の頃、珪藻類が海中の酸化鉄をあらかた分解して空中に酸素を大量に放出したおかげで地上の生物のほとんどが死滅したという大規模な環境破壊があったのだそうで、その後、その頃にできた「酸素21%」の大気成分に合わせて生物が進化してきたらしい。有害でありながらも、酸素を必要とする体に。
だから、松下電器の酸素エアチャージャーだってせいぜい酸素濃度30%だ。あまり高いと脳が強制的に呼吸を止めてしまうため、一時的に吸い込んだだけで本当は余っていないのに供給が途絶え、今度は逆に足りなくなって、脳の取り分を確保するために運動を止め(ことによると気絶させ)るような仕組み…じゃなかったっけ。適当。
そんな、酸素濃度95%の缶なんか売って大丈夫か。呼吸を止めて回避できるくらいの危険ならいいけど、回避する暇もなく脳がやられちゃったりしたら。
用法・用量を守って使えという注意書きは当然あると思うけど、世の中には説明書を読む人ばかりではない。たとえそうだとしても、信用のある大手の会社がやることだから、まあ大丈夫なんだろうな、と思うところはある。でもこういうことを書くということは、僕は心の片隅で、そんな事態にならないかなと期待している部分があるような気がする。
医者に相談してみますが。酸素をカーコートなしで歩きたいです。