あらゆる物体はエネルギー(電磁波)を放射していて、放射の強さは温度で決まる。太陽は温度が6000Kで、この温度の物体が放射するエネルギーの多くは可視光の帯域に集中している。逆に、太陽放射スペクトルの極大域に合わせて地球上の生物が進化してきたと考えてもいい。
電磁波は、散乱する。空気分子のように小さなもの(電磁波の波長よりずっと小さいもの)に当たると、波長の小さな電磁波ほど強く散乱する(レイリー散乱)。可視光でいえば青い光ほど強く散乱するので、それで空が青く見える。雲粒などのようなもっと大きなもの(電磁波の波長と同じくらいのもの)に衝突すると、波長に関係なく散乱するので、全部が混ざって雲は白く見える(ミー散乱)。雲が白ばかりでなく灰色にも見えるのは、単に厚さが違うからのようだ。光がさえぎられて弱くなってくるので、下のほうが黒っぽく見える。
放射の向きが変わる反射の割合が「アルベド」。反射率は色に依存し、白いほど大きく、黒いほど小さい。あくまでも反射率であって、残るほうの率ではない点にはくれぐれも注意。地球全体では30%程度と見積もられている。計算問題にひるまないこと。30%はね返すことを覚えておけば、適当でいい。
しかしひどい「一般知識」だな。いつまで続くのか、自分でもうんざりだ。
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