「風」を理解する。気圧の違う空気の間では、気圧の高いほうから低いほうに向かう力が働く。「気圧傾度力」。
気圧傾度力 = - 1/空気の密度 × 気圧差/等圧線間の距離
なので、等圧線間の気圧差が大きいほど気圧傾度力は大きい。密度は温度で変わるけど、とりあえず気にしない。
そして、地球の自転に影響されて「コリオリ力」も働く。
コリオリ力 = 2×自転の角速度×風速×sin緯度
数式は適当に流すとして、コリオリ力は風速に比例し、緯度が0度だと働かない。そして、北半球では右に、南半球では左に働くようになってる。理屈はともかく、知識として必ず覚えておかなくてはならない。
気圧傾度力とコリオリ力が釣り合ったものが地衡風。等圧線と平行に吹いているけど、地表面付近で、建物や木にさえぎられて(下層での動きは上空にも多少影響が及ぶ)風速を落とす力(?)が「摩擦力」で、風速が落ちるとコリオリ力が弱まるせいか、風は摩擦の分だけ気圧の低いほう寄りに吹く。
このへんにあまり理解が及んでいないことは、書いていてよく分かる。「傾度風」や「渦度」に触れていないのはそのせいだ。
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