ペダルにはめ込むために靴底に取り付ける金具は「クリート」と呼ばれる。といってもクリートは一般名詞らしいので、自転車用のクリートを探す際は「クリートは消耗品」のキーワードを使うとよい。というよりも、単に「自転車」を追加するだけでよかった。
皆それぞれに足の大きさが違うこともあり、人によって踏み込むときの力の入れようが変わってくる。そのために靴の側で取り付け位置の微調整ができるようになっているが、面倒くさがって「仮止め」などということをすると、取り付けが弱いと金具がぐらついて外そうにも外せなくなってしまうおそれがあるのだそうだ。なので、試しといえども取り付けはしっかりと確実に締め込まなければならない。
一度つけてしまったら調整が面倒になってそのまま乗ることは、つける前から簡単に予想できた。そのため、最初の取り付け位置にはちょっと気を使って慎重に設定したつもりだった。でもそれはペダルを取り付ける前のことで、手元にペダルと靴を持った状態で、足の裏のどのあたりに金具がくるかだけを検討したもの。スタンドとの干渉なんて考えていなかった。
足首の角度によっては、左足が後ろに回ったときにかかとがスタンドに引っかかってしまうのはつけてみて分かった。スピードが出ているときほど、突然足を止められたらバランスを崩しやすくなる。こんな状態でよく時速40kmに挑戦したものだとは思うが、次回の下り時速45kmへの挑戦を前に、少しクリートの調整をしてみた。面倒なのでもう調整はしないと思う。