こういうことだよな。
はじめに、下の皿があった。中世ヨーロッパでも世界が7日間で造られたとは信じられておらず、創世記の冒頭に「はじめに」としか書かれていない点から、そこにはある程度の時間の幅が持たれていたことには合意があり、議論の中心ははそれがどの程度の幅だったかという点だったそう。ともかくはじめに、小皿があった。電動工具のルーターを買ったときに試しに適当に彫ってみたもので、特に使い道もなく、ただコロコロローラー置き場として半年ばかりそこにあった。
そして、1x4を4分の1スライスした棒に8mm丸棒サイズの穴を空けていた端材があった。かつて可動棚のミニスケール試作品に使った名残で、小皿の幅に合わせてカットし、穴を増やし、端を丸く削って胴体に差し込めるようにした。屋外に置いてあった期間が長く、すっかり変色している。
胴体は、かつてキーボード台を作り今は分解して端材として出番を待っていた1x4の板から切り出した。側面にはワックス塗装が色濃く残る。丸い穴を空けて腕木を差し込む。ドリルにのみと小のこぎりと金やすりと紙やすりを動員し、見事な差し込み穴ができた。
小皿と胴体を接着し、腕木に短く切った丸棒を差し込んで完成した。丸棒は、ダボ継ぎ用に長いのを2cm程度に刻んでいたものをいくらか作っていてこれがフックになる。
端の処理とか塗装とか面倒くさいからもうこれでいいかなと思うんだけど、まあよそ様に見せられる代物でないのが玄関で使われるんだからね。不評の気配はする。なんか言われたらちょっと考えよう。
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