たまの・港フェスティバルに来ていた玉野競輪が、自転車速度計測をしていた。200円払って男性65km/h、女性55km/hに挑戦。
「ピスト」と呼ばれる競技自転車がある。ペダルの回転と駆動輪が直結していて変速ギアもブレーキもなく、徹底的に軽く、スピードを出すことだけを目的にしたような自転車。ナイキの広告などもあってか一部で「深夜の公道レース」とかいって盛り上がっているようだけど、ブレーキがないので公道を走ってはいけない(最下行参照)。走っている途中でチェーンが切れたときの本人の安全と周囲の人の安全が懸かっているのだけど、そんな教育を受けずに育った大人が面白がって遊んでるのではどうしようもない。
さて、そのピストをこぐと、表示画面に速度が出るようになってる機械があって。やる前にスタッフの人(写真右で赤いベルトを持っている)に見本を見せてもらったら、「こんな感じで」とひょいひょいと68km/hくらいまで上げて見せてくれた。ところが僕は55km/h少々が精一杯。「踏んで!踏んで!踏んで!」と言われても…。次の男の人(写真)は40km/hくらいで「たぶんワーストくらいですよ」とか言われていた。いや、本当に脚が動かないんですって。
空気抵抗も接地抵抗もゼロ同然なのに。実際よりギアを軽くしてあるというのはたぶん素人でも出だしがこぎやすいようにということなんだろうけど、スピードが出てくると軽すぎて脚が回転についていかなくなる。あとは、サドルが低くてあまり脚が伸びなかったとか、でもそんな言い訳をしないために見本を見せてもらったんじゃないのか。運動不足です。