センチグレードとファーレンハイト氏

　たまに温度計を使う。今日、部屋が少し暖かかったので気温を測定してみたら、66度って！壊れたかと思ったら華氏温度表示になっていた。唯一の測定するためのボタンを開放したら15秒後に勝手に切れるだけの簡単設計で、摂氏温度への戻しかたが分からない。

　とりあえず、華氏温度は気温で考えたときに「死ぬほど暑い」が100度、「死ぬほど寒い」が0度、という感覚がぴったりらしいので、華氏66度というと……ああ、いい温度かなー、というくらいのことしか分からない、大変に大雑把なことになっていて困る。うそ。全然困らない。そもそも、何のために買ったのかよく分からないガジェットなのだ。