The Boondock Saints
これはめためた気に入った。
やんちゃな殺し屋っぽい感じだろうかと思うとそうではない。
何ヶ国語も話せるし、殺したら、代々家に伝わる
祈りの儀式みたいなもんを欠かさない。
宗教は頻繁に関連するが、他の映画と違い押付けがましくなく見やすい。
それがまたいい。ฺ
二人は双子の兄弟で、弟マーフィーと兄のコナー。
この二人の雰囲気がとにかく良かった。
コナーがショーン。凄く良いぞ、こいつ、と思いながらも
凄く惜しい。何と言うか完全にナルシストに見えるから(笑)
まあいい。そんな事は気にならんくらい二人は素敵だ。
最初の方は、すんごい勢いで、どもりまくるバーのおっさんが
やたらにFUCKを連呼している。ロシアンマフィアの因縁があり
残念な事に兄弟達は奴らを伸してしまう。もっと残念な事に
殺さなかったから、仕返しされて、結局ぶっ殺す。
事件が起きたと駆け付けたポールと言うFBIの特別捜査官が凄い。
レオンに出てくるゲイリーみたいに、悠々と音楽を聴きながら
手で指揮をとる真似をして、現場をうろついたりするし
一緒に寝た男に「カマ野郎」と浴びせたり、兄弟のフォローに入ろうと
女装までしてしまうし(笑)。でもこの人、推理が凄くて、現場で何があったかを
簡単に推理していくものだから気持ちよすぎるくらいだ。
で、二人は事件の後、自首。正当防衛を訴えることに。
そこから、ロシアンマフィアが終結した場所で彼らを撃ち殺したり
仲間にロッコ(彼はイタリアンマフィアの使い走り)を加えて
派手に殺していく展開へとなるが・・・
実際、その過程は可愛らしい。映画を気取って天井裏に入り込んで
落ちたりとかするし、何だか無邪気。
ヤカベッタはイタリアマフィアのボスで、不穏な事態になってきたと
黒幕に相談し、史上最強で最悪の殺し屋を出獄させた。
イル・ドゥーチェ。この人がまた美味しい役なんですな。
あ、そうそう。最初に、映画を見てたら、名前の中にボブ・マーレイとある(笑)
俳優さんだった。びっくりする(笑)。
ちなみに ここでも、コルレオーネがちらりと台詞に出てきた。
この映画の凄く好きなのは、何と言っても二人のキャラクター。
息を合わせて、兄弟揃って頑張ろうと言う感じが本当に素敵だ。
それに、空気もとても良くて かなり好み。
本当に満足でした❤ฺ
1999
監督 Troy Duffy
出演 Willem Dafoe
Sean Patrick Flanery
Norman Reedus
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