†Lords Of Dogtown†

2017年04月24日 | ■MOVIE



ロード・オブ・ドッグタウン
※完全ネタバレ

ヒース・レジャーが出てる映画を漁っていて見る機会を得た。
彼は本当にすごい演技力だなぁと今回も改めて思った。
この映画ではサーフ・ショップをやってるスキップという
男の役なのだが、常に酒に酔ってフラフラで、非常識で変な人物
と言おうか。さすがだ。



内容はスケーターの若い子たちが主役で、世の中のスケボーの
ブームにのってスターになっていくという感じのストーリー。

仲間で集まってともかく破天荒なすべりとか遊びとかを繰り返し
悪さに夢中になって人の迷惑を楽しんでいる若者らだ。

危機感ゼロでその日めいいっぱい楽しいことだけのために
生きているような時期。
あの、若い時のはちゃめちゃぶりというのは
いったい何だろう。



車の後ろに引っ付いてスケボーしてる男の子たちの映像には
ぞっとした。一歩間違えたら悲惨どころの話じゃない。
そういうスリルを求めて遊びに夢中の若者たちだが、
例えばそのうちの一人はお金を稼いで親を楽にさせてやりたいとか
スケボーのコンテストで勝ってトロフィーを父親に見せたいだとか
家族とのつながりも大切にして生きている。

お互いにライバルで、家族のように付き合っているが
チームの引き抜きなどの件で離ればなれになっていく。
しかし仲間の一人が脳腫瘍になり、また昔の仲間たちが戻ってくる。

楽しいのはスケボーの映像がみられることだ。
いとも簡単にすいすいすべってる様子は見ていてとても爽快。
こんな風にすべれたら夢中にだってなるだろうなぁ。
スケボーのシーンは見ているこちらも夢中になる。



このスケボーの楽しさを感じられるのは、インスタで出会った
スノーボーダーのおかげである。彼には本当に感謝せねばならない。
一度も経験がなくて見るのと、実際にやってみてみるのとでは
多分倍も楽しさが違うと思う。
あたしは全く何もできないのだが、それでもスケボーして遊んだ
経験のおかげで本当に心からわくわくする気持ちを味わうことが出来た。

彼が最初にスケボーやってる映像を見て、
面白そうなのでやってみようと思った瞬間に、
それを口にしたら、その場にスケボーもあって
教えてくれる妹もいたという恵まれた環境のおかげで、
あんなに夢中になる遊びを知れた。

あたしは運動音痴どころか運動のうも知らないし
PTSDの情緒不安定の鬱気味な状態だったが、それでもスケボーは
めっちゃ面白かった。特にスピードを出してすべっているのではなく
基本の動作的な地味で細かなことを練習しているに過ぎないのに
そして実際にそれが出来ているわけでもないのに
なのになぜそんなに爽快感があるのか。スケボーって不思議な魅力を
持っていると思う。

もちろんしょっちゅうこけるのだが、それは怖くない。
当たり前のことだから。ただ腕が使えないほどひどいけがを負う時が
あるけど、それでも懲りるどころか滑りたくて仕方ないという気にさせる。
何もできないあたしですら、こんなにハマるから、
ある程度乗りこなせる人たちはどれほど楽しいだろう。

すべっているときに彼らが見ている世界はどんな感じだろう。

スケボーは一人で遊べるのもいい。チームとか苦手なあたしには
こういう地味にひとりで ずっと遊べるものは最高。

ところでそのインスタのスノーボーダーの彼はスケボーもするのだが
スノーボードの映像なども本当にすごい爽快感で
とてもかっこいい。雪の上をすべるってどういう感じだろう。
あたしはリフトに乗れないので経験することはないだろうが
想像する限りすごく楽しいだろうな。
あたしの親友はそれこそすごくスノボにはまっていたし
一緒に行こうと言われたが、無論のことついていってもゲレンデ出ないよ
と答えていた。彼女は雪の世界が別世界だと言って骨折やねん挫など
なんのそのだと語ってた。

余談だが彼はブランドのスポンサーがついていて第一線で活躍している。
インスタでは彼に描いたあたしの作品などと共にそちらのインスタも
紹介しているのでご覧いただけたらありがたい。



映画に話を戻そう。こういう青春ものは嫌いではないし
使っている音楽なども素敵だ。オジーの曲でスケボーするシーンなどは
なかなか心をつかんでくれる。
気づいたのは、あたしの心は大人になってしまい、
若いゆえの破天荒ぶりとは何だったのだろうかと
今になってつくづく思わせられている。

現在は絶対安静の状態で何もできないのに、スケボーしたいという
欲求がかなり高まってしまった。笑
そういう意味でもこの映画は見て正解だったと思う。
あと、ヒースの演技力もだ。
彼がスケーターになってくれていたら?とちょっとミーハーな
わがままはあるが。

サーフィンの映画でお気に入りの、ライディングジャイアンツも
また見たくなったなぁ。




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