東京電力は16日、福島第一原発2号機に投入した調査ロボット「サソリ」が、圧力容器の直下まで進めず、途中の作業用レールの上で動けなくなったと明らかにした。サソリは圧力容器近くの映像を撮ったり、放射線量を測ったりする予定だったが、東電は午後3時ごろに電気ケーブルを切って回収を断念した。

 「中略」

 サソリは2台のカメラや放射線量計などを使い、レールにこびりついた堆積物や周辺の線量を調べるほか、圧力容器近くまで進んで直下の様子を撮影する計画だった。