2017.11.03(金)
憂慮という戦法はない
昨夜、楽しく宇野常寛氏と対談したが、立憲民主党が護憲原理主義の支援者に引っ張られて旧社会党化すると憂慮していた。
立憲民主党に投票した人は、全部護憲派ということはない。
シールズ系の若者もネトウヨよりは頭はいいだろう。
事態の深刻さを、ちゃんと説明すれば理解してくれる。
今からというときに、立憲民主党に疑念ばかり持っていても仕方がない。
安倍政権が改憲発議してきたら、最短2か月で国民投票なのだから、発議前に戦うしかない。
こちらも今から準備しておくべきで、「ゴー宣道場」が側面援護することになる。
立憲民主党の上層部の意向を黙って待っているつもりはない。
枝野氏が、下からの民主主義、草の根からの民主主義と言っていた。
ならば、安倍改憲案に対抗する準備は、我々から始めておけばいいだけだ。
憂慮という戦法などない。
作戦は草の根で立てて、武器も草の根で準備する。
それを枝野代表に渡すだけだ。
https://yoshinori-kobayashi.com/14413/
2017.11.04(土)
慣習法化できない改正案はダメだ
若者は自民党が「リベラル」に見えて、旧民主党系や共産党が「保守」に見えているらしい。
年配者はこの逆に見えている。
これは肯ける分析である。
枝野氏や立憲民主党の幹部はこれをよく考慮した方がいい。
「憲法9条を守れ」の集会に枝野氏が出るのはよいことではない。
確かに「憲法改悪を許さない」という枝野氏の発言は「改善」なら良いこということになるから、嘘は言ってない。
わしも安倍政権の憲法改正は、筋が悪い「改悪」だと思っているから、安倍政権による憲法改悪には反対である。
だが、若者が野党は「何でも反対」だから「保守」と見ていることは、もっと重要視しなければならない。
若者にとって「保守」=「現状肯定主義」=「戦後体制保守」と見られたら、「保守」という概念そのものが誤解されて、崩壊してしまう。
枝野氏がああいう集会に出て、朝日新聞に報じられると、立憲民主党はやっぱり護憲の旧社会党に堕したと思われる。
やがて自縄自縛に陥って、単なる「何でも反対」の駄々っ子の政党で終わってしまう。
「保守」というのは、戦後レジーム保守ではない。
その意味では、自民党から共産党まで、すべて戦後体制の保守に過ぎない。
本来の「保守」は「独立自尊」が基本だから、今の日本にとっては、最も過激な理念である。
わしが憲法を書いたら、この臆病だらけの日本人は誰もついて来ないだろうから、今は「一歩前進」の憲法改正で我慢しておこうと考えているだけだ。
安倍政権の憲法改正は「一歩後退」の「改悪」だから、立憲民主党が「一歩前進」の憲法「改善」を主張せねばならない。
それが出来ないなら、立憲民主党はやはり「現状肯定」の「自称保守」と、わしにも若者にも判定されるだけだ。
わしが山尾志桜里氏に賭けているのは、その「一歩前進」の憲法「改善」である。
言っておくがそれは「リベラル」を根拠にしてもダメだと思う。
なぜなら、憲法は例え「成文法」化しても、基本は「慣習法」であるからだ。
慣習法化できない憲法など、立憲主義として機能しない!
そこを今度、話し合おう。
https://yoshinori-kobayashi.com/14421/
立憲よ、猶予も遠慮もしないほうがいいぞ!そしてよしりんのアドバイスを信じろ!!]
ジョギングしてたご主人様。3時ごろにでも行くつもりだったらしいけど遅れた。5時のチャイムなったらおしまいになるつもりが調子良すぎてもう1州行ったらしい。距離535kmx2、タイム27:41,28;00.・