コブトー農園のやまぶどうレポート

山の中の小さな畑から、手探りのやまぶどう栽培の様子をお知らせします。

230522 マメコガネ1号

2023-05-23 19:12:00 | 日記
  今年は春が早く来た。新芽が早く出た。だから遅い霜にやられた。その上、こいつも早いのか?
 マメコガネ。日本の在来昆虫。1cmにも満たない、かわいいコガネムシ🪲。
 でもこいつら、とても悪いヤツらなんです。集団で葉っぱの上で交尾している姿は、遠目から見ると、まるで銀バエがたかっているかのよう。手当たり次第に食い散らし、そして葉っぱは筋だけになります。
 まあ、用事(交尾)が済んでどっかへ行っちゃえば、また新しい葉っぱは出てきますが、果実の成長は当然遅れます。
 昨年、コイツらが出始めたのは、6月半ばでした。動きは鈍いので、パンパンと手で潰したけど、やはり駆除しきれませんでした。
 でもブは、本当に怖いのはコイツらの幼虫だと思っています。以前、自宅の庭のプランターで育てていたゴーヤが急に元気が無くなり枯れてしまった事があります。土が悪いのか?肥料のやり過ぎか?などと考えながらプランターをひっくり返すと幼虫がうじゃうじゃ。根っこが喰われて、ほとんど無くなっていました。
 幼虫は、隣の家の方が、飼っている鯉の餌として喜んでもらってくれました。

 産卵する前に駆除しなければ・・・

 

230521 それでも花は咲く

2023-05-22 21:25:00 | 日記
 晩霜害がタイムラグを伴ってじわじわと広がる中、生き残った花蕾には、それでも花が咲きます。
 予定より数は随分減ったけど、上手く授粉してくれれば、秋には少しは収穫出来るかも。上の写真は雄花。
 雌花はというと・・・


もうちょっとすると実が膨らんでくるのかな?(ピンぼけゴメンなさい)

 今頃になって萎れ始めた新葉もあり(晩霜害じゃなくて他の原因だったりて・・・)まだ先は見えないけど、丁寧に面倒見てあげていくしかありませんね。


230429バンソウガイ

2023-05-21 20:15:00 | 日記
 晩霜害。遅霜(おそじも)の害とも。
 名前はもちろん、発生の仕組みや、ヤマブドウ栽培の大敵であることは知っていました。
 しかし、初めて目の当たりにすると、やっぱりショックです。
 振り返ると、4月の中旬頃から元気のない新葉が目についてはいました。
 ここに来て急に新葉が枯れ始めたので、ネットでアメダスデータを確認したところ、4月の上旬と下旬の2回、最寄りの気象庁観測点で氷点下になっていました。畑は少し標高が高いので、さらに冷え込んだはずです。



被害の大きい木は、ほぼ1本丸ごとアウト。

そうでなくとも、ひと枝アウト。
 当然、花蕾もアウト。
 よって、その分は収穫もあり得ないことになります。

 一方で全く被害の無い木もあります。何が違うのか?木の健康状態?たまたまの位置関係?風の通り?
 晩霜害は防ぐのが難しいので悩んでもしょうがないのですが、せめて木全体が枯れないことを祈りつつ、少し様子を見なければなりません。

 実は、ブが住んでいる群馬県前橋市から東吾妻町の畑までは片道45Kmあり、気温などの環境が実感できていませんでした。
 予防策にはなりませんが、取り急ぎ、気温のデータロガー(自記記録装置)を設置しようと思います。

230423 花が咲きます

2023-05-20 18:13:00 | 日記
 苗を植えてからまる2年経った木に、ようやく花芽(花蕾)が着きました。3年目から数は少ないけど実が着き始め、5年目で木として成熟する、とは言われていたのですが、実際に目にすると何やら感動。
 ヤマブドウは雌雄異株、つまり、雄木と雌木が全く別々の木で、上の写真は雌花。
 ちなみに雄花は次の写真のとおり。


ウーン・・・全く見分けがつかん!
雄木だよ、と言われて植えた木に着いた花芽だから雄花だと知っているだけ。



230419 春のお楽しみ

2023-05-20 06:40:00 | 日記
 コブトー農園は山の中にあります。よって、周辺には山菜が結構生えてきます。上の写真は、言わずと知れた「タラノメ」。太さ3cm,長さ10cm、食べ応えがあります。
 ちなみに群馬では「タラッペ」とか「タロッペ」とも言います。漢字で書くと「太郎っぺ」、これを採った後に生えてくるのは「二郎ッペ」、その次は「三郎ッペ」。さすがに「三郎っぺ」まで採っちゃうと木にダメージが大きく、普通は太郎まで。

  次は「シドケ」。和名はモミジガサ。群馬ではあまり食べないし、知られてないけどけど、ブの大好物。半日陰の樹林の中に生えるので、地域によっては「キノシタ」とか「トウキチロウ」とも呼ばれてる。程よいエグみとシャキシャキ感がたまらん。食べ方はほうれん草のおひたしと全く一緒。勝手に山菜の王様と思っています。

  3つ目は「コゴミ」。これは全国的にどこでも食べるのかしら。クセのない味はマヨネーズ和えやゴマよごしにピッタリ。

  楽しめる期間が短いので、採取のタイミングを逃さないよう、良く見ておく必要がありますね。

 でも、実は、タラノメは秋頃まで食べられるんですよ。その時に、あらためて報告します。