こだわり商店 店長ブログ

店長が食べて美味しいな。好きだなーって思った食材を集めたお店です。

生産者とつながっているという事

2012-05-08 | 店長の感じた事
昨年の震災直後に生産者の方々(とりわけ第一次産業)と
直接繋がっている事の大事さを痛感した。
震災直後の東京の食糧事情を見れば分かるとおり、
メーカーが供給する事が出来なければ販売する事が出来ない。
当店は宅急便などが動きさえすれば、生産者さんから直接商品が
届くので、ある程度揃える事が出来る。

去年の場合は生産者側から連絡を逆に連絡を頂き
米不足の時も全国の仲間から凄い量が毎日入荷した。
「足りない物があったら何でも言ってくれ」とも言って貰えた。
お陰で今まで来て頂いているお客様には商品不足だった時期でも
皆さんにお渡しすることが出来た。

「何か足りないなら何でも言ってくれ。」ってメーカーからそんな電話貰った
中小の商店主はいないはず。このような事態を考えても
メーカー主導の中小は本当に弱い。

良く、「田舎からお米が送られてきたから最近はおコメが
家にいっぱいあるの。」とか、「野菜がいっぱい田舎から送られてきて大変」
という話を聞くけれど、こういう繋がりは本当に大事にしないといけません。
お客様にはいつもそうお伝えしてます。
東京の今の人のつながりが希薄だとか言う問題よりも、
身寄りが無い方が多い事の方が重大な問題だと私は思ってます。
東京なんて砂漠であって食べ物は他県からの供給によって成り立っています。

産直というのは、そういう時にも力を発揮する事が可能なのだと感じました。
身寄りの無いお客様の身寄る『場』として商店街があるのだとも感じます。
そういう意味でも大手量販店と同じような商売してたらダメなんですね。
なんかゴールデンウィーク明けで全国からわんさか荷物が届いているので
ふとそう感じちゃったので書いてみました。

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