こだわり商店 店長ブログ

店長が食べて美味しいな。好きだなーって思った食材を集めたお店です。

勉強会に参加して思いました。

2014-10-21 | 店長の感じた事
先日の勉強会で感じたこと。
 
オーガニック市場がこれから増える。
ただ今現在その市場自体は全体の1%届くかどうかにすぎず、
それが倍になったとしてもたかがしれている。
その市場に大手量販店がこれから参入しようとしている。
 
「有機だから安全」ただこれだけで販売するのであれば
誰でも(大手量販でも)出来るのでは?って私は思っています。
過去何度も大手は有機野菜(の販売)にチャレンジしてる現状だけど。
 
『農産物販売の表示義務は名称と産地のみ。』
 
ここに『有機栽培農産物』や『栽培期間中農薬不使用』と掲載する
事でお客様に安全と安心をお届け出来る。
そう思ってみんなオーガニック食材を始めるんだろうなと思ってる。
 
もう「こだわり商店」を7年やってきて思うのは
 
『有機だ無農薬だで他との差別化を図るのは古い』
 
私は有機栽培、無農薬栽培などは栽培方法であって
美味しさの基準とは思っていません。
美味しいか不味いかは食べてみなけりゃ分からないし
人によって美味しさの基準も違ったりするわけです。
 
私の店では最近あんまり表立って有機だとか無農薬だとか
表示するのを誇張しないようにしてます。
「有機」だから買っていただける。
「無農薬」だから買っていただける。
それはそれで有難いことなんですが、
正直「有機」等の表示で購入して頂いている場合、
有機じゃなきゃいけないわけで、有機の野菜で全部を出せない時期が
あったとしたらそれはそれで、もうそのお客さんにとってはNG。
有機といってもJASを取ってるものは有機と表示できるが
有機JASは取得していないが同じ栽培で作った生産者の場合はどうするとか。
色々とあるわけですよ。
もう何年もそういうのに関わってると正直どうでも良くなってきてて
(もちろん、農家さんの栽培方法はキチンと理解させて頂いた上で)
産地と名称と値段だけで売れないのはまだまだ信用されてない
と自分に言い聞かせてます。
 
生産者の写真とか畑の風景とかいっぱい貼りまくって素晴らしいインパクトのあるPOPを作って売れるのはもう当然の話しだと私は思ってます。
そんなのが無くても
「あんたが言うから美味しいに決まってる。安心できる。」
良く店でこうやって言われるこの言葉を
お客様全員から言って頂ける事を目指さなきゃいけないと思ってます。
 
「信頼して頂ける店」「期待して頂ける店」を目指します。
もっと言うと私の考える次の小売は
「本当のお客様の店」「お客様が作った店」に
したいなと思ってます。
 
知識を持つことはとても大事
でもそれをどう使うかがもっと大事。
 
そう気付かせて頂いた勉強会でした。

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