こだわり商店 店長ブログ

店長が食べて美味しいな。好きだなーって思った食材を集めたお店です。

産直の店を始めたいなーって人へ

2012-09-05 | 店長の感じた事
『道の駅などの地場産直からB級品の野菜(曲りきゅうり等)を仕入れて都内で
販売したら儲かる。』そうやって商売を初めて消えていった仲間が何人もいます。
商売そんなに甘くありません。
B級野菜を集めるのだって結構大変です。
A級品はいらない。それじゃー農家さんも納得いかない。
だって一生懸命作ったA級品を食べて貰いたいのだもん。
あとは現地で安くとも都内に持って来た時の送料の問題。
あとは季節の問題。
その農家さんが高齢の場合には納品書さえ書けなかったり、
FAXが無いなんて良くある話。
それ以上に全く知らない輩を信用はしません。
金払えば良いってものでもない。
それなりの信用が無いと農家さんとの直接のやり取りは難しいものです。

『JA流通は中抜きをかなりしてるから、その分を消費者に還元できる。』
その考えは間違いではないけど、JAを全否定するのはおかしな話。
JAがあるお陰で日本全国の生産物が年間通して我々は享受できた事は事実。
それは否定はしてはいけないと思う。

でも、その裏でJAでは光が当たらない生産物もある。私はその
光の当たらない生産物をお客様に販売したいと思い「こだわり商店」を始めました。

良くスーパーで販売している野菜で箱のままで販売しているのを見た時に
箱の横に「共選」と書かれている事があります。
それは誰々が作りました。っていう訳ではなく
同じ種類の野菜を何十人もの生産者からかき集めて
それを一つの箱のなかに詰めたもの。
自分がどれほどこだわって作ったとしても『自分』は前には出ない。
なので、自分の野菜を消費者が食べてどうだったのか、それを知る術が無い。
それを知りたい生産者さんは本当に多いです。
なのでJAに頼らず独自で消費者にネットなどを使ったり
マルシェなどに積極的に参加されている生産者が多いのだと私は思ってます。

JAなどの市場に頼った商売は都内では正直既にもう頭打ちだと私は感じます。
だって大手量販店と仕入れが一緒だし市場に残った野菜を叩きに叩いて
商売をしているスーパーもどんどん消えてます。
だってそこまで叩かれまくった市場は消えちゃいます。
都内でも西武練馬、松原などすでにここ5~6年で2つもの市場が消えた事で
お仲間の超激安のスーパーが消えました。
今では外資系のスーパーになってますがその外資系のスーパーも
日本から手を引くと先日記事になっていました。

私自身は高尚なことを考えてませんし、

『日本の農業を商店街を変えてやる!』

なんてコレっぽっちも思ってませんw
私はただただ「こだわり商店に来て下さるお客様に更に満足して頂けるように
したいと思っているだけです。

話がかなり脱線しましたが、八百屋は本来『戸板商売』って言われるくらい
参入障壁の低い誰でも出来る商売です。だから簡単に見えちゃいます。
でもね。だからこそ既にレッドオーシャンなんです。
普通の事をやったって無理です。
家賃払って小売業を1からスタートするなんて馬鹿のすることです。
まあ、私自身がその馬鹿な事を始めちゃいましたがw
って事で小売業は簡単に見えてかなり難しいよーって事を伝えたかったのです。

どうしてもやりたいのだったら、一緒にやりましょ!
現金で500万くらいでスタートはすることが可能です!
是非一緒にやりましょー。って長くなってごめんなさいw

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