こだわり商店 店長ブログ

店長が食べて美味しいな。好きだなーって思った食材を集めたお店です。

毎度という言葉

2011-03-04 | Weblog
『毎度!毎度!!』って生鮮販売のお店の店員が良くお客様にお声掛けしますよね??

私がまだ18歳の頃、まだ駆け出しの「小童(こわっぱ)」の頃です。

どうしても、お客様に『毎度!』の一言が言えなかったんです。

なんで??かと申しますとお客さまに対して

私のようなガキがお客様に対して言える言葉だと思えなかったからです。

18歳のガキが、いつも来て下さるお客様だからと言って軽はずみに言える

フレーズだとは思えませんでした。

『毎度!』と言う言葉は私にとって、その声をお掛けするお客様と自分との間に

店の商品やオペレーション等、店における全ての事に対して

ある程度の『信頼』を軸に様々な世間話が

出来る相手、お客様との間に店員以上の信頼を頂けた際に許される

言葉だと思っていたからです。

私が言えるようになったきっかけは

以前私が店長だったスーパーで私は常に

『いらっしゃいませ』

『ありがとうございました』

『こんにちは』

『こんばんわ』

は当たり前、それ以上に今日あった出来事や世間話

を良くしてました。でも、どうしても言えなかったんです。

『毎度』の一言が。

何故なら、挨拶やお話を切り出すのが毎回、私からだったからです。

私からお声掛けしない場合は話が出来る事がなかったのです。

ある日、チラシ特売初日で余りにも忙しくて必死に商品を並べていた時、

方をトントンと叩かれました。他の店員に呼ばれたのかな??と思い振り返ると

常連のお客様でした。年配の女性のお客様でいつもニコニコ笑顔の可愛い方でした。

そのお客様に『お兄ちゃん。おはよう。』と言われました。

その時、私はとっさに

『毎度!』

って言葉を発しました。そう。やっと言えたのです。

この瞬間から今まで私に欠けていた『何か』が少しずつ

集まり始めたのです。この後、様々なお客様にお声掛け頂けるようになり

毎度という言葉をスムーズに使えるようになりました。

この言えた後に気付いたのですが、この言葉には物凄く大きなものを持っていました。

それは『自信』でした。

今まで接客に対して自信はありました。

でも普通の接客に対しての自信でした。

でも、この毎度と言う言葉が与えてくれた自信は

『絶大』でした。

それはお客様に自分自身を絶対に信頼して頂けると感じ始めたのです。

おごりかも知れません。

でもこの後、私は配達先のお宅の鍵を預かる事が多くなりました。

え??って思われるかもしれません。

私が勝手に家の玄関のカギを開けて荷物を置いておく為に鍵を渡されたのです。

山ほどではありませんが私を信頼・信用して頂いたお客様がいた。

と胸を張って言えます。

信頼して頂く為の『毎度』の使い方も学びました。

軽はずみに私はこの

毎度

という言葉を使いません。

まだまだ未熟な接客ですが

お客様との会話の中には学ぶ事が山ほどあると思います。

これからも多くの事を学ばせて頂きたいと思います。

『毎度!』

当店の商品をネットでも購入できるようになりました。

商品数はまだまだ少ないのですが

これからドンドン増やしていきますので宜しく御願い致します!!

以下がふるさと商店街というサイトの当店のページです。

宜しく御願い致します!!!

http://www.ken-min.com/e-shop/products/list.php?store_id=7



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。