最近よく話題に上っておりますな
Youtubeでも見識のある方が語っておりましたけど
全くの同意見 その通りだと思います
STEREOとMONO音源の違いと申しますか
まあ、今の現役ミュージシャンはステレオ音源で育ってらっしゃるでしょうから
ROCKに触れた時点でステレオの音源が基本となる訳です
私も現役のドラマーですので、よく若いミュージシャンと一緒に演奏しますが
これがですね、すぐ解るんですわ
なにがと申しますとMONOを知らない世代だなと
簡単に申しますと我々はシングル世代
そして音に触れたのがMONO音源が多かったんですわ
勿論当時からステレオも擬似ステレオなんてのもありましたけど
作るほうも意識は当然MONOを意識して制作されていた訳で
そうですな時代的に有名な奴というと
ビートルズはホワイトアルバムからアビーロードの頃
ストーンズでいえばレットイットブリードからスティキーフィンガース
この時期に作り手がステレオ制作を意識して
MONOからSTEREO指向に変わって音を作っていった訳ですね
反対に言えばそれまではMONOフィニッシュの仕上がりを考えてた訳で
もうドラムの音なんかは以前の固まった音から
抜けの良いパラってクリアなサウンドに変わっていきました
モノの頃はバランスなんかもスネア、シンバル、バスドラ
案外出音一発、しかし迫力というとどうでしょうか
案外モノの方が固まってるだけにガンとくるというか
グルーブもまとまってそりゃ一体感は半端じゃありません
つまりですな、ステレオ音源で育った方の演奏は
一人一人の音の音像、クリックに合わせるリズム感
そういうものさえしっかりしていれば
後はミキサー、ライブでも綺麗に音を纏めてくれる訳です
反対に我々世代のドラマーはまず出音
全体の音のバランスを考えながら演奏に入る訳で
当然他のミュージシャンのリズムであるとか
音量とかはまず一番に気になる訳です
勿論どちらも良さはあるんですが
一緒に演奏していてそのステージ上の音の構成に対する考え方
これが根本的に違うなと思ってしまう訳で
まあ今の時代のサウンドを演奏するならそれでも良いかも知れませんが
60s等という以前の雰囲気を再現というような事になったとしたら
一度モノ音源での音の作り方を知っておくのも良いと思いますわ
最近mono音源での再発も増えておりますし