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鼓曲萬来

形状記憶合金とお化け煙突

お化け煙突

遠い昔の話になるが
小学生の時に足立区にあった「おばけ煙突」を
遠足の時、バスに乗って車内から見た事がある

1964年に取り壊されたから
今となってはもう現実に見ることは出来ないのだが

しかし、70に近い今でもよくその光景を覚えているという事は
かなりのインパクトのある風景が
自分の記憶の内に刻まれたのだろう

どうしてその煙突が「おばけ煙突」と呼ばれるかというと

それは見る場所によって煙突が4本に見えたり
3本、2本
そして時には1本に見える事から
その名前が付いたのだという


あれから何十年もたってこの事を忘れられないでいるのは
大きな気付きを小学生の心に与えてくれたに他ならない

それはどういう事かというと

「人は立つ位置によって物事の見え方が違う」という事だ

確かに真実は4本だろうけど、3本に見える人にとって
移動するまでは煙突はあくまでも3本
同じように2本、1本に見える人にもしかり

従って4本である事の真実を知るものは
丁寧にその人の立ち位置を変えるように
促す事でなくてはならない

例えば一つの例として
文化、(音楽、絵画、映画、演劇等)といった
非日常的空間、すなわち一種の立ち位置の異なる場所に進んで身を置けば、
今まで見えなかった物が見えたという人も多いのは周知の事実

だが、反対に人はその立ち位置に順応して
居心地がよければ
どんなに優しく促しても容易にその場所から動くものでは無い

いくら口頭で論説明瞭に実は4本なんだと言っても
頭では理解出来たとしても
現実には目の前の世界とは違う次元
位置を変えない限りその姿は見えて来ないのだ

ところが、今回のコロナウイルスの自粛要請によって
否が応でも自らの立ち位置は変えなければならなくなった

つまり以前とは違った生活様式、違った空間意識、
違った時間感覚
これは世界にとっても人類にとっても大きな変革の時でもある

だがそれは見方によっては
今まで見えなかった物が見える時が来たという事でもある

自分が今まで見てきた風景が
正しく4本に見えていたものかどうかは別にして
今までの立ち位置から見えていたものと
違う見え方を柔軟に受け入れて行こうと心に決めた
例えそれが以前にあった生活と
多少異なる事があってもだ

が......

しかし
それでも、ここで一番
許せないのものは
4本である事を知っているのに
真の姿を見せたくが無い為に
3本だ、2本だと言葉巧みに隠し、操作し
立ち位置を都合の良いように
誘導しようとする輩もいるという事なのだ。

モンゴルにて

モンゴルに演奏に行った事がございました.
突然なんのこっちゃとお思いでしょうが..
ゴビ砂漠とか..360度の満天の星空..凄い所でした...

我々の太鼓とROCKBANDのFLYINGSKY
そしてモンゴルのオユンナという布陣で

ではモンゴル関係のクイズでも..

問題、さて我々の前にモンゴルのROCK BAND..
チンギスハーンとハランカというバンドが出て来ました..
その時彼等がそれぞれ演奏した曲は次の3つの内どれでしょう。

(1)坂本九の「上を向いて歩こう」とテレサテンの「何日君再来」
(2)DEEP PURPLEの「ブラックナイト」とジミヘンの「紫のけむり」
(3)ゴダイゴの「ガンダーラ」と爆風スランプの「ランナー」


始めてモンゴルのROCKERを見た訳ですが..
よくよく話を聞いてみますと、彼等は「国家公務員」な訳です..
つまり演奏料とかは給与な訳です..、

一番喜んで頂いたのは
ギターの弦を巻く、あのブツ
 
演奏したのはナーダムスタジアム
かなり広かったので
こちらから持っていったPAもフル回転でしたが
夜9時に全て消灯、いきなりバサッ!
あせりましたww。
 
打ち上げ後、満天の星空を眺めながら草原に寝転んでいますと..
やおら怒鳴られました「どけっ..すぐ..どけ!」って..
あまりの凄さに「何故?」ときいてみますと...そこはなんと飛行機の滑走路だった訳です

結構ヘルシーで人気なのがジンギスカン鍋。
しかしですな、はっきり申せば、あんなものは御当地に於いては影も形も無い訳です。

そりゃ、捜しましたわな..あの兜形の鍋、もうウランバートルといい、
ゴビ砂漠といい、しかし、な~い、な~いでございますよ..そんな形の鍋。

まあ..恐竜の骨は沢山ありましたけど。

従って結論としてはあれは伝統和風料理と言う事になります..、
あれ最初にあの形の鍋考えたのは紛れも無く我が国の方でしょう。

えっとクイズの答えですが

3です。

弓矢が刺さったら

 

もし弓矢が腕に刺さったら

「これはどこから飛んで来たんだろう?」

「矢に毒は塗ってあるか?、それはどんな毒なんだろう?」

「弓矢が刺さるような体勢はどこに責任があるのだ!」

そんな事を考えてたら手遅れになるかもしれない

まずする事.....

それは「弓矢を抜く事」だ

本当に大事な物は何かを考えるべきだと思う

 

形態記憶合金

形態記憶合金ってのがあるけど,
 これどんな物かというと
 流動的にどんな形にも変化する事が出来る金属
 
しかし変化してもある一定の条件を加えると
 元の形に寸分違わず戻るという物
柔軟で強固な姿勢

 
間違いなく今回の事で大きく世界は変化するだろう
 価値観も世界観も
 政治も経済も
 
今までの考えに縛られていたら
 間違いなく沈む
 
一旦、元の形を記憶したら
 環境に適応して無条件でどんな形にもなるぜ
 凝り固まった考えや主義主張で
 到底難局は乗り越えられない
 
頭を柔らかくね 自分。



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