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鼓曲萬来

THE DAVE CLARK 5(再)

 昨日は渋谷で練習してたんだけど
久しぶりにこの方の話で盛り上がった
誰の話かというと、かのデイブクラーク5のリーダー、デーブクラークの事
 
やはり、今、仮にも音楽業界に於いて、
特にバンド関係の業務に携わる方々は
改めて、この方に感謝と畏敬の念を運ばねばならないと
実際、この方がいらっしゃらなければ現在の著作権であるとか
原版権であるとかは、きちっとアーティスト側に保持出来てきたか
はなはだ疑問を持たざるを得ないのだ。
 
時代は1963,4年あたりに遡るわけですが
リヴァプールサウンド絶好調のビートルズデヴュー当時、の話。

 当時は、まだそんなに人気のあったバンドは多くなくて、
まあ、いわばその最高峰がDAVE CLARK FIVE!

 で、まあ世間の評価は、そして後の活躍からも内容からしてみても
圧倒的にBEATLESな訳です。(当然ですな...異議なしです)。
 しかし、ある視点からみるとその評価は一転する訳なんでして、....
どの視点か?と申しますと、権利関係の先見性、
マーケティングなんていう奴でございますな。
 
まあ、誰が考えてもビートルズは当時どのくらい稼いだんだろう?
さぞや莫大な富と財産を、と思うでしょうが、まあそりゃ大変な額とは思いますが、
デーブクラークはその点では天才的とでもいうんでしょうな....いや、実際。
 
なにをしたかというとですな、当時はレコード出すなんてのは本当に凄いことで、
ましてやリヴァプールなんて港町から、
発信したレコードが羽が生えたように売れて.......。
 
さて、デーブクラーク御大、レコードが大ヒット!
このGLAD ALL OVERって奴ですわ。
当然レコード会社からギャランティーされる訳ですが、
彼はこの儲けで何をしたかというと....
すべてをつぎ込んでスタジオを作る訳ですな。

レコーディングスタジオとレーベルですな、
つまり原盤制作の権利を獲得していく訳ですが....
いや、ここが...凄い訳で。

Because (2019 - Remaster)

今はその権利権関係も確立して、ミュージシャンもある程度は認識もある訳ですが、
今なら別に特出した考えでは無いでしょうが、なにせ60年代の初期ですぜ...。
天才です、作詞、作曲、原盤と著作権一人締め!原版権ですぜ、あの時代に......
それも、バンド界で世界初の!
 
それ以後もイギリスの当時テレビの音楽番組の放映権、
(いまだに60年代初期のロックのdvdにはこの人の名前がちょくちょく出てくる)
前座に使ったバンドやアーティストのプロモ権、いや...ビージーズにラスカルズ、
レイダースやデトロイトホイールズ!その他もう数え切れない位の興行権。
 
 デーブクラークとビートルズどちらが当時儲かったか?という視点に立ちますと、
案外デーブクラークに軍配が上がったのではないかな?とも思うわけですわ、
さすがのビートルズもアップルなんて会社を立ち上げるのは
EMIにご奉公した後の後....
この初期におけるデーブクラークの行動があったこそ、
音楽産業は一大マーケットとして
確立していったと言っても過言じゃないかもしれませんな。
 
しかし、なんですな...
これのおかげで、デーブクラークファイブの音源は
現在手に入りにくくなっております(笑)
 一説によりますと現在もかなり版権関係抱え込んでいらっしゃるようで、...
もう幾つぐらいになられるんでしょうな。...
 見たいのいっぱいあるんですわ...デーブさん!.....
おはやめに開放お願いいたします。
 
まあね~、.................。
そうそう、このGLAD ALL OVER、 日本のシングル、
邦題は確か、 「これで安心!」 だったのを覚えております。

Glad All Over Dave Clark Five COLOR Widescreen HiQ Hybrid JARichardsFilm 720p  

Paul Shaffer ~ Mike Smith Tribute ~ Dave Clark Five ~ The Zombies ~ Peter and Gordon Billy J Kramer  
 
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