今回の「夢遊病の娘」の舞台裏話、その2
衣装についてです。
オペラで舞台上の大道具や小道具の美術品も大変ですが、衣装もその時々でいろいろ苦労があります。
大きな舞台なら、ちゃんと「衣装」担当の人もついて、何より「予算」が出ます。
東京衣装からレンタルしたり、その時用に作ったり、それもその舞台舞台で様々な状況があります。(日本においては・・・ね)
今回は基本的に「自前」調達でした。
なので、見てくれた私の友人からは「衣装がバラバラで時代設定とか国の設定が解らなかった」と意見されましたが、確かに・・・。
どこまでどういう意図で何を選ぶか・・・難しいところでした。
どこまで日常的にするか、それとも完全な「舞台仕様」にするのか。
その辺は、今回は各自で用意できる範囲で妥協した形でした。
それぞれの役柄でそれらしく見えて日常を彷彿とさせつつ、舞台で見せている感じ・・・?
お互い持っている服を持ち寄り、相談して、必要な物は各自で買いました。
私に関して言えば、花嫁衣裳はキャストの一人が舞台用に所持していたものを借りました。
2幕のスカートもキャストの人から借りました。ナイトウエアは買いました。
まず、白いバレエシューズはオークションで安めに手に入れました。中に着た白いドレスとナイトガウンはネットで買いました。
あのガウンの下に着ていたのは、ネグリジェではなく白いドレスだったのです。実は、か~なり胸の谷間が深く開いた色っぽいドレスです。
上から羽織っていたガウンも、やはり胸の谷間が大きく開いたものでした。
そう、今回良~く解ったことがひとつ。
ナイトウエアは寝るために着るものではなく、「誘うために」着るものなのだ!・・・と。今頃気がつくって、遅い?(笑)
私の私服も他のキャストが着ていたんですよ~!
あと、ロドルフォさんのコートも今回オークションで落札して自前購入してもらいました。ま、この仕事をしていると今後必要になることもあるから、これから使う機会のありそうなものを買ってね、・・という事で。
そんなこんなの持ち寄り衣装だったため、演出意図にあわせる、というより、用意出来る衣装に演出意図をすり合わせる、という感じでした。
こういう時、まともに買ったら高いものも、オークションを上手く利用すると上手な買い物が出来る、という事を実感体験したのも新しい発見でした。
このように、衣装、靴、小道具、大道具、・・・
その辺を少しでも違和感を出さないように工夫するのも、すべて用意された環境でオペラを出来るとき意外は、いろいろ大変なんです。
衣装についてです。
オペラで舞台上の大道具や小道具の美術品も大変ですが、衣装もその時々でいろいろ苦労があります。
大きな舞台なら、ちゃんと「衣装」担当の人もついて、何より「予算」が出ます。
東京衣装からレンタルしたり、その時用に作ったり、それもその舞台舞台で様々な状況があります。(日本においては・・・ね)
今回は基本的に「自前」調達でした。
なので、見てくれた私の友人からは「衣装がバラバラで時代設定とか国の設定が解らなかった」と意見されましたが、確かに・・・。
どこまでどういう意図で何を選ぶか・・・難しいところでした。
どこまで日常的にするか、それとも完全な「舞台仕様」にするのか。
その辺は、今回は各自で用意できる範囲で妥協した形でした。
それぞれの役柄でそれらしく見えて日常を彷彿とさせつつ、舞台で見せている感じ・・・?
お互い持っている服を持ち寄り、相談して、必要な物は各自で買いました。
私に関して言えば、花嫁衣裳はキャストの一人が舞台用に所持していたものを借りました。
2幕のスカートもキャストの人から借りました。ナイトウエアは買いました。
まず、白いバレエシューズはオークションで安めに手に入れました。中に着た白いドレスとナイトガウンはネットで買いました。
あのガウンの下に着ていたのは、ネグリジェではなく白いドレスだったのです。実は、か~なり胸の谷間が深く開いた色っぽいドレスです。
上から羽織っていたガウンも、やはり胸の谷間が大きく開いたものでした。
そう、今回良~く解ったことがひとつ。
ナイトウエアは寝るために着るものではなく、「誘うために」着るものなのだ!・・・と。今頃気がつくって、遅い?(笑)
私の私服も他のキャストが着ていたんですよ~!
あと、ロドルフォさんのコートも今回オークションで落札して自前購入してもらいました。ま、この仕事をしていると今後必要になることもあるから、これから使う機会のありそうなものを買ってね、・・という事で。
そんなこんなの持ち寄り衣装だったため、演出意図にあわせる、というより、用意出来る衣装に演出意図をすり合わせる、という感じでした。
こういう時、まともに買ったら高いものも、オークションを上手く利用すると上手な買い物が出来る、という事を実感体験したのも新しい発見でした。
このように、衣装、靴、小道具、大道具、・・・
その辺を少しでも違和感を出さないように工夫するのも、すべて用意された環境でオペラを出来るとき意外は、いろいろ大変なんです。
根来さんの白いドレスとナイトガウンの組み合わせは「ルチア」狂乱の場にも合いそうですね。
ロドルフォさんのコートもとてもおしゃれでなかなかの一品!(これは買い!です)
はじめてこのブログにおずおずと投稿させていただきましたトンビでしたが、思わず3つも投稿してしまいました。
コメントありがとうございます!
舞台を見てくださった方には「なるほど」話しとして楽しんで頂けたかな~と思います。
そう、今度あの衣装で「ルチア」やりたいなぁ~~~!!!
折角買ったのだから、ネグリジェ使用する役柄のオペラに出まくれ!と、共演者に言われました。なるほど・・・(笑)。
それは「ネグリジェもの」=椿姫・リゴレット・ルチア・・・など、ネグリジェ場面は結構ありますね。ネグリジェはソプラノの必須アイテムか?
「実は、か~なり胸の谷間が深く開いた色っぽいドレスです。」本当です。
クラッときました!
はい、「ドレスは」とっても色っぽいです。(^^;・・・
水車小屋の番人さま
そうなんです。ネグリジェオペラ分類法、存在しますでしょ? 番人さまが書いてくださったオペラは私どれもやりたいですね~!!
あと、ヴェルディの「オテッロ」第4幕、寝室で寝る前に歌うデズデモーナのアリアも考えたらきっとネグリジェ・・・。
「ルイザ・ミラー」の第3幕あたりも使える・・・。
「ドン・ジョヴァンニ」の冒頭のドンナ・アンナもナイトガウンですし・・・。
まぁ、セクシーなネグリジェが要求されるか否かは別として、ネグリジェシーン分類法という観点からオペラを見る楽しみは確実にひとつ増えましたね!(^^;・・・