加奈のdiary

ソプラノ歌手 根來加奈 の
ホームページ連動ブログです。

レッスンで思う事など

2012年05月13日 | Lesson 日記
途切れていた「レッスン日記」


良く考えたら、だいたい皆さんの様子が同じなんです。(笑)


やはりどうも皆さん、「歌は(声は)口と喉だけで声をだすもの」

と思っているところがある。

というか、普通に暮らしていると確かにその方法しか解りませんよね。


このところ、新しい生徒さん複数に対面して 改めて


喉だけに頼ったり口だけで何とかなるものではなく
(特にアゴが最大の強敵!)


身体を使って声を出すんだよ、という大前提が 無い!


・・・という事が、今更ながら、再認識するこの頃でした。


喉の調子もさることながら、身体の調子が大きく影響する発声。


ネットでも、指導したり詳しく教えて下さっているサイトがあり、


「この分野はネットでの指導が少ない。
ある程度になるとレッスンに行かないといけなくなるのはどうか?」

という意見をどこかのサイトで見かけましたが、


やはり実技は、文字を読んで頭で理解しただけでは出来るようになるものでもなく、


具体的に教わらないと、良い悪いの判断が出来ないのではないか?と思うこの頃。


筆記で上達するお勉強と違い、実技の伝承は、最終的には


人間同士が対面して教わらないと難しいと 私は思います。

今年の連休まとめてアップ

2012年05月07日 | music
最近はFacebookやTwitterにかまけて、ブログ更新をさぼっていました。反省(--;


という事で・・・今年の連休の出来事を更新しま~す!\(^0^)/


まず、連休前の4月27日、京橋へ知人の書展を見に行ってきました。



中国の漢詩です。

施肩吾 『長安早春』

開花の消息を知らせるのは 春だけ
まだ見ていない どこで咲いているか教えて欲しい
花を思って十日あまり
家々が屏風の中で暮らしている

みたいな意味だそうです。でも、これだけ達筆だと元の漢字を読むのも私には難しい・・・(^^;

大学時代のサークルからづっと続けていらしゃる団体で
80代以上の方々もおられ、頭が下がります。

ひとつの事を続けて追求する姿勢は見習わねばと思いました。



4月30日は、同声会(東京藝術大学音楽学部の卒業生による同窓会組織)の新潟県支部総会&懇親会。

今年1月のアカンサスチャリティーコンサートに出演もしたし、5月3日にも新潟で仕事があるので
今年は出席致しました。

和気あいあいしながらも今年のアカンサスコンサートの反省会は厳しい意見も出て意義ある総会でした。

昔、卒業したばっかりで同声会に入会したての時は、もう諸先輩先生方を目の前に緊張したものですが、
今は私も名簿の順番がかなり上になってしまい、後輩の方が人数多くなってしまい、なんというか・・・

さすがに芸術家の集まりなので、個人の主張・個性がはっきりしている人間の集団。
でもお互いの意見も尊重し、TPOをわきまえた大人の席。
いわゆる「つるむ」感じが無く、いつも私はある種の居心地の良さを感じています。



そして5月3日。

日野原重明先生率いる「新 老人の会」新潟フォーラム・・・の後のホテルでの懇親会で歌いました。

新潟東映ホテル にて、会員150名での、いわゆる「打ち上げ」。

私は、新潟県民会館での 日野原先生の講演を拝聴し、その後ホテルに移動してリハ。

懇親会の最後を歌で盛り上げました。(自分で言うか!(笑))



日野原先生、昨年秋で満100歳になられたというのに、ま~ぁお元気!

「逆風の中での勇気ある生き方」というテーマで約1時間、ステージを立って歩き回られながら講演されました。

日野原先生とのツーショット。パワー頂きました~!




明けて5月4日は、この秋新潟で行う演奏会のうちあわせ。


そして5月5日は、「新潟クラックストリート」 を聞きに回りました。

新潟クラシックストリート とは、新潟市内のライブハウスなど21会場で同時に
30分演奏、1時間休憩、というスケジュールを組み、
その1時間でいろんな会場を移動すればいろいろ聞けるという企画。
1000円のチケットを一回買えば、それですべての演奏会場を回れるんです。

リーズナブルで面白い企画です。

しかし、、、まだプロではない高校生含む学生も、バンバン活躍しているプロ演奏家も
すべて同じ条件、同じ企画。。。

クラシックファンを増やすとても良い機会、良い企画ですが、
演奏を聴くにはいつも『只』とか『ボランティア』が当たり前になってはいけないという危機感も覚えました。


そんなこんなの連休でした~。^^

これからは、もう少しまめに更新します!m(_ _)m