風のいろは 何いろ?

手を休めずに種をまきなさい。
どの種が芽を出すか、わからないからです。
(リビングバイブル:伝道者の書 11-6)

【3】果たされた救いの計画

2015-09-29 | 信仰
 旧約聖書だけではなく、新約聖書も同じように、小羊の血はいつも罪のために、犠
牲の死を意味しています。アダムは神によって造られた着物を、逆らわずに着まし
た。アダムは罪を犯した初めの人であったと同時に、信仰によって救われた最初の人
だったのではないでしょうか。アダムは、聖霊の悟りによって神のほふられた小羊の
みことばを信じました。その時から、人間は神の御心に従いながら、罪を負うために
いつも小羊を捧げました。

創世記
4:2 彼女は、それからまた、弟アベルを産んだ。アベルは羊を飼う者となり、カイ
ンは土を耕す者となった。

4:3 ある時期になって、カインは、地の作物から主へのささげ物を持って来た。

4:4 また、アベルは彼の羊の初子の中から、それも最良のものを、それも自分自身
で、持って来た。主は、アベルとそのささげ物とに目を留められた。


 アベルは小羊を捧げました。自分は罪人であることをアベルは、もちろん解ったし
認めました。けれども、アベルはすばらしい逃れ道、すなわち代表者の犠牲の死をも
知らせたのです。

 アベルは神のみことばを信じて小羊を捧げました。理解できないけれども主に従っ
たのです。ちょっと長いけれども、出エジプト記12節からお読みいたします。非常
に大切な書であります。

出エジプト記
12:1 主は、エジプトの国でモーセとアロンに仰せられた。

12:2 「この月をあなたがたの月の始まりとし、これをあなたがたの年の最初の月と
せよ。

12:3 イスラエルの全会衆に告げて言え。この月の十日に、おのおのその父祖の家ご
とに、羊一頭を、すなわち、家族ごとに羊一頭を用意しなさい。

12:4 もし家族が羊一頭の分より少ないなら、その人はその家のすぐ隣の人と、人数
に応じて一頭を取り、めいめいが食べる分量に応じて、その羊を分けなければならな
い。

12:5 あなたがたの羊は傷のない一歳の雄でなければならない。それを子羊かやぎの
うちから取らなければならない。

12:6 あなたがたはこの月の十四日までそれをよく見守る。そしてイスラエルの民の
全集会は集まって、夕暮れにそれをほふり、

12:7 その血を取り、羊を食べる家々の二本の門柱と、かもいに、それをつける。

12:8 その夜、その肉を食べる。すなわち、それを火に焼いて、種を入れないパンと
苦菜を添えて食べなければならない。

12:9 それを、生のままで、または、水で煮て食べてはならない。その頭も足も内臓
も火で焼かなければならない。

12:10 それを朝まで残してはならない。朝まで残ったものは、火で焼かなければな
らない。

12:11 あなたがたは、このようにしてそれを食べなければならない。腰の帯を引き
締め、足に、くつをはき、手に杖を持ち、急いで食べなさい。これは主への過越のい
けにえである。

12:12 その夜、わたしはエジプトの地を巡り、人をはじめ、家畜に至るまで、エジ
プトの地のすべての初子を打ち、また、エジプトのすべての神々にさばきを下そう。
わたしは主である。

12:13 あなたがたのいる家々の血は、あなたがたのためにしるしとなる。わたしは
その血を見て、あなたがたの所を通り越そう。わたしがエジプトの地を打つとき、あ
なたがたには滅びのわざわいは起こらない。

12:29 真夜中になって、主はエジプトの地のすべての初子を、王座に着くパロの初
子から、地下牢にいる捕虜の初子に至るまで、また、すべての家畜の初子をも打たれ
た。

12:30 それで、その夜、パロやその家臣および全エジプトが起き上がった。そし
て、エジプトには激しい泣き叫びが起こった。それは死人のない家がなかったからで
ある。


 過ぎ越しの祭りを信じている人々はみな、小羊を殺して、この流された血潮を信じ
て、小羊の肉を食べ、受け入れられたのです。主なる神は、これは救いの道であるこ
とをはっきりと記されたのです。

 イスラエルの民は、荒野でいつも小羊を捧げたのです。創世記から黙示録まで、一
つのことがはっきりと記されていました。すなわち、神の備えられた逃れ道は、ほふ
られた小羊であり、すなわち十字架につけられた主イエス様です。

 旧約時代、新約時代の信者たちはみな、神の小羊に対する信仰によって永遠のいの
ちをもらいました。信仰とは何でしょう。主なる神のみことばに信頼することと、み
ことばに基づいている行いというのが信仰です。

 アダムは、神のことばを信じて、主なる神によって作られた着物を逆らわずに着ま
した。アベルは、主なる神のみことばを信じて、自分の罪を覆うために小羊を殺した
のです。もし私たちが旧約時代、新約時代の信者たちに「あなたがたは、主なる神と
の関係はどう?」と尋ねられたら、「私たちはどうしようもない罪人でした。けれど
も主なる神は、恵みによって信仰によって救われた。私たちは、今生きておられる創
造者であられる神の子供です。」と言うでしょう。

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