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ロートル技術屋の日記

車検の準備1 ヘッドライトステー折れの修理

我が家のコンパクトカー(ラクティスSCP100)は9月初めに11年目の車検を受けました。
この時の事前準備や失敗した話をいくつか紹介したいと思います。

まず、最初はヘッドライトを固定しているステーの補修です。
前回の点検時に右側のヘッドライトのステーが折れているという指摘を受けていました。


ネットで調べると専用の補修パーツが販売されており、これを購入して自分で取り換えている方が何人もいらっしゃいました。
部品代よりも工賃の方が高くなる修理なので自分で修理することにしました。

部品はヘッドランププロテクタ リテーナ ラクティスUPR RH でトヨタの品番は81193-52141 です。
左側の場合はUPR LH になりトヨタの品番は 81194-52141になります。

私はトヨタのメンテナンスパックを契約しており、購入したディーラーで定期点検をやってもらっているので営業担当の方に取り寄せをお願いして購入しました。
本来であれば整備部門の工賃が入るので部品購入は嫌がられるところですが、私が技術屋なのを知っているのですんなり購入できました。
価格は1,100円程でした。
面倒な方はアマゾンや楽天などのネット通販で購入できます。

右側(運転席から見て)

左側
(楽天では見つかりませんでした)

実際の交換作業です。
交換するには折れたステーを切り取り裏からねじ止めする必要があるので、ヘッドライトをユニットごと外す必要があります。
邪魔になるバンパーを外さなければなりません。

ボンネットを開けてフロントグリルを外します。
プッシュリベット5個をドライバーで1/4回転左に回してから全体を引き抜いて取り外します。
フロントグリルを手前側に引くようにずらせば外れます。

バンパーを止めているプッシュリベット3個を外します。
中央の丸い部分をマイナスドライバーなどで上に持ち上げると外れます。
(画像はプッシュリベットを取り外した状態)


タイヤハウスの中のプッシュリベットとボルトを外します。
プッシュリベットはマイナスドライバーで左側に1/4回転すると外れるようになりますので引き抜きます。

次はバンパー下面にあるボルトを取り外します。


バンパーが外せる状態になりましたが、側面に爪にはめ込まれている部分があるので下側を持ち上げるようにして外側に開くと外れます。


ヘッドライトを少しずらせればよいだけなのでバンパーを完全に取り外す必要はありません。
バンパーをずらした状態でヘッドライトを固定しているボルトを取り外します。


ヘッドライトが外れるので少しずらして折れているステーを切り取ります。
ニッパーとカッターの組み合わせで切り取った方もいるようですが、ミニハクソーという小型の金のこをもっていたのでこれを使って切りました。
同様のものが100円ショップの工具コーナーで売っており、簡単かつ安全に切れるので持っていない方は買った方が楽です。

ヘッドランププロテクタ リテーナを切断した部分にかぶせて付属のタッピングネジで固定すれば修理完了です。


後は逆の手順で組み付けて行くだけです。

プッシュリベットが劣化している場合があるので事前に購入しておくと良いかもしれません。
ノーブランド品もあるようですが評判が良くなかったので私はエーモン製を購入しました。
近所のオートバックスでも売っていました。

プラスティリベット

プッシュターンリベット



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