小室圭さんと眞子様が結婚されました。
これまでテレビ、週刊誌などのマスコミが興味本位で報道合戦を繰り広げたせいでお二人は相当きつかったのだと思います。
今後の報道の在り方についての議論がgooのニュース記事にありました。
もう皇室ではなく一般人になったのだから追いかけるのはやめるべきです。
しかし、報道を望んでいる一部の人たちがいるというのも現実です。
そっとしておいてあげたいものです。
上記とは全く関係ない記事ですが、先日、東京大学宇宙線研究所が開発を進めている重力波望遠鏡KAGURAが失敗して税金の無駄遣いをしているという論調の記事が文春から出たそうです。
これに対して東京大学宇宙線研究所は公式にコメントをしています。
文春の論調は「税金の無駄遣いをしているのはけしからん」という世論を生み出そうとしているのが見え見えです。
書いた人は実現しようとしていることがどのくらい難しいことなのか理解して記事にしているのでしょうか。
こんなことをしているから日本の科学技術の進展が鈍っていくのです。
マスコミの論調はいつも、うまくいった結果については「自分たちも注目していてうまくいきました」、失敗については「そもそも必要な研究だったのか、計画が甘すぎたのではないか」というようなことになっています。
新しいものの開発には失敗がつきものです。
うまくいかない原因を探り、それに対する対策を試行錯誤する、行き詰まってしまっても時には全く関係ない分野の研究者の一言で解決策を見出すというようなことはよくある話です。
有名な発明家のエジソンンが言った名言「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ」もありますし、やっている本人が失敗と認めなければ失敗ではなく開発は継続しており、あきらめない限りは失敗にはならないです。
あきらめたら終わりなのです。
KAGURAの話はプロジェクトの中間段階の話で当初の予定通りの性能に達していないので一旦、目標を引き下げただけです。
最終段階の目標を変えている話ではありません。
困難さが増したかもしれませんが最終目標に向かって努力するのが開発です。
周辺の技術開発によって一気にレベルアップすることもよくある話です。
それをさも中間段階で失敗したかのような論調にする文春のようなマスコミは許せません。
全体像と、現状がどのような状態なのか、将来に向けてどのように取り組んでいくのかということを理解して、本当に報道すべき話なのかをよく検討した上で記事を書いて欲しいものです。
(小室さんと眞子様の報道も同じです。本当に報道する必要があったのでしょうか)
これができないマスコミはただ世の中を騒がせたい野次馬根性だけの下世話な報道機関ということになります。
世の中に必要のないゴミ、マスゴミです。
Yahoo!ニュースにKAGURAの記事に対するコメントがたくさん投稿されています。
「研究開発には失敗がつきもの」「ここでやめてしまったのでは日本の科学技術に将来はない」というような意見が多かったので安心しました。
この記事を書きかけで下書きに保存していたら、戸田恵梨香さんと水川あさみさんが週刊誌報道に対して抗議をしたことが話題になりました。
芸能人に限らず、事件や事故の被害者も同じ目にあっていることが多いようです。
松本サリン事件の時に犯人扱いされた河野さんのようなことは二度とあってはなりません。
しかし、一部の週刊誌や新聞などの報道ではよく見るとあくまでも推論で語尾を濁してはいるものの「読者が本当のことと思い込んでしまう」ような書き方をしています。
テレビ報道でも前後の言葉を削除して都合のいいようにつなぎ合わせて発言者の意図と違う話に作り上げてしまうということが現実に起きています。
視聴率や発行部数を稼ぐためにこのような不確かな情報に乗ってしまうテレビや新聞や週刊誌が多々あります。
少なくとも特定の個人に不利益になる報道に関しては受け取る側の我々が迎合してはいけないと思います。