ロートル技術屋の日記

ガラケーからスマホにした人がガラケーに戻す方法。OCNにすれば後4年はガラケーで安く使える?

この記事は古い情報を基に書かれています。
OCNモバイルONEは2023年6月26日で新規受付を終了しています。

auの3G回線が停波しました。
auのガラケーは3/31で電波が止まり利用出来なくなりました。
ガラケー契約のままスマホプランに契約変更しなかった方は使えなくなっているはずです。
au(KDDI)側の都合なので6月末までは電話番号が保管されていて新規に同じ番号で事務手数料無料で契約できるそうです。
使えなくなっている方は電話番号と身分証明書を持ってauショップ、町の携帯ショップや家電量販店などで相談すると良いと思います。
(クレジットカードがあると契約手続きが早く終わると思います)

ネットを使わない人にとってはスマートフォンではなく操作がわかりやすい折り畳み式のガラケー型の端末を使い続けたい人が少なくないと思われます。
auの契約のままスマホのプランに変更してガラケーと同じ形のガラホと呼ばれている端末にすれば、ほぼ今まで通りの使い方が出来るのでauは端末を安く、中には無料提供して移行を進めていました。
月々の料金はスマホスタートプランが適用され最初の1年間990円で2年目以降2,178円になります。
データ通信容量は3GByteです。
5分間の無料通話が可能で、短い通話であればかけ放題になっています。
5分を越えると30秒22円の追加料金が発生します。

この記事で表示している料金には電話番号一つあたりに2~3円かかるユニバーサルサービス料を含めていませんのでご了承ください。

スマホに乗り換えたけれどやっぱりガラケーに戻したい人はどうすれは良いか

店員に勧められるままスマホにしたけれど使いにくいからガラケーに戻したい人もいるかと思います。
そんな方はガラホと呼ばれるガラケーの形をしたスマートフォンを手に入れてSIMを差し替えれば今までと同じ操作で使えるようになります。
auの中古ガラホの価格は程度にもよりますが4,000円くらいからあるようです。

ガラケーとガラホは形が同じなので判別しにくいです。
「ガラホ」でGoogle検索するとWikipediaのページが見つかりますのでその中の4.機種一覧、4.1 KDDIグループを見れば使える機種がわかります。
注意しなければならないのがauのVolteに対応していないと通話ができないことです。
AQUOS K SHF31 という機種はVolteに対応していないので通話ができません。
また、KYF32という機種はauで使う分には問題ありませんが、SIMロック解除に対応していないのでau以外では使えません。

au以外の機種でもauのVolteに対応していれば使えるはずですが、対応していない可能性が高いのでauのガラホを選ぶのが無難です。
SIMフリーのRETORO Mode1、SHARP AQUOSケータイ SH-N01はいずれもau回線に対応していないと明記されているので使えません。 

近所にDVDレンタルをやっているGEOかリサイクルショップのハードオフがあれば中古品を販売していることがあるので覗いてみれば良いと思います。

近くに扱っている店が無い場合は下記のような通信販売を利用する方法があります。






通信量、電話共にあまり利用していない人はOCNモバイルONEの500Mコースとガラホの組み合わせがお得かもしれない
auのメール(xxxx@ezweb.ne.jp/xxxx@au.comのメールアドレス)を使わず、電話も通信も余り利用しない方はOCNモバイルONEの500Mコースに乗り換えることで節約できる可能性があります。

OCNモバイルONEの500Mコースの料金は550円です。
データ通信は500M(0.5G)までと少ないですがメールのやり取りなら十分です。
60歳以上であれば1年間は1Gに増量するキャンペーンをやっています。
データ通信容量は余った容量を次月に繰り越しできます。
また、使い切ってもアプリから手続きすれば550円で1G追加できます。
追加したデータ容量は有効期間が3ヶ月なので無駄にする事は少ないと思います。

私は一時期、auのガラホGRATINA 4G KYF31をSIMロック解除してOCNモバイルONEのSIMで通話専用にしていました。

長電話があるとauの料金は高くなる
OCNモバイルONEの500Mコースは1ヶ月の通話時間の合計10分まで無料です。
10分を越えた場合は30秒11円の追加料金ですのでauの半額です。
auのスマホスタートプランの1年目の基本料金と同額になるのは1ヶ月の通話が30分を越えた時です。

auのスマホスタートプランは5分までの通話は無料で使えます。
5分以上の通話をすると通話分の追加料金がかかります。
例えば30分の通話を1回だけした場合、(30-5)÷0.5×22=1,100円の追加料金がかかり、基本料金と合わせて990円+1,100円=2,090円の料金になります。

一方、OCNモバイルONEの場合は(30-10)÷0.5×11=440円の追加料金となり550円+440円=990円で済みます。
1,000円以上安くなります。

たまにする電話が長電話になる可能性があるとOCNモバイルONEの方が安くなる場合が出て来ます。

電話かけ放題もOCNモバイルONEがお得になる 
電話完全かけ放題のオプション料金はauが1980円、OCNモバイルONEは1,430円です。 
auのスマホスタートプランで完全かけ放題にすると1年目は2,970円です。 
OCNモバイルONEの500Mコースで完全かけ放題にすると1,980円です。 
OCNモバイルONEの方が990円安いです。 
   
auは60歳以上の方は割引がありスマホスタートプランの1年目は1,870円になり、この場合はauの方が110円安いです。

OCNモバイルONEには「トップスリーかけ放題」という少し変わったかけ放題サービスがあり935円です。
こちらを500Mコースと組み合わせると1,485円になります。
60歳以上の方でもOCNモバイルONEの方が安くなります。
 
トップスリーかけ放題は1か月のうちの通話料金が多い3つの電話番号への通話料が定額になり追加料金がかからないというサービスです。
Aという電話番号に1時間、Bに2時間、Cに5時間かけてもオプション料金の935円だけです。
さらにD、Eなどの電話番号に通話した分は10分までは500Mコースの無料通話が適用されます。(OCNに確認済み)
結構お得だと思います。
尚、500Mコース以外の通信量が多いプランには10分の無料通話がありませんのでD、Eへの通話分は30秒11円の追加料金が発生します。

トップスリーかけ放題は例えば親子や兄弟、恋人等、かける相手が決まっていて長電話をすることが多い場合に有効です。

過去の記事にも記載していますが、一時期、一人暮らしの子供との連絡用に使っていました。 
500Mコースの場合は52.5分、その他のコースの場合は42.5分以上かけると元が取れます。
ひと月の通話時間が1時間を超えていましたので十分元は取っていました。

OCNモバイルONEに乗り換える費用
実際にOCNモバイルONEに乗り換えるにはMNPする事になります。
auのスマホスタートプランは2年契約になっていて途中解約すると解約金が発生します。
解約金と聞くと昔のイメージで10,000円程度かかりそうな気がして、そこまでしなくても良いという気になりますが、総務省のおかげで現在のスマホスタートプランの解約金は1,100円です。
節約できる料金を考えれば安いものです。
OCNモバイルONEと契約する場合の費用は事務手数料税込み3,300円とSIMカード手配料税込433円、合計3,733円必要になります。
auの解約金と合わせて4,833円必要になります。
1年で考えると月403円で、500Mコースの毎月の料金と合わせると550円+403円=953円になります。
スマホスタートプランより少し安くなります。

2年目以降はauのスマホスタートプランが2,178円、OCNモバイルONEが550円ですので毎月1,670円節約になります。
2年目になったら乗り換えた方が完全にお得です。
通信容量がわからないという方は1年間はauのスマホスタートプランを利用してデータ使用量が少なければ料金が高くなる2年目でOCNモバイルONEに乗り換えるという方法が良いと思います。  

端末はどうするか
OCNモバイルONEを利用するにはドコモ回線で使える端末が必要になります。
auのガラホの無料交換機種、かんたんケータイ ライト KYF43、
GRATINA KYF42であればSIMロック解除することでそのまま使える可能性があります。
ただ、これよりも前に販売されていたKYF38 は使えないという情報がありましたので使えないかもしれません。
情報収集していますが今のところ見つかっていません。
見つかったら追記します。

スマホにしたけれどやはり今まで通りの折りたためるケータイ型が良いという場合はSIMロック解除されている中古のガラホを入手すれば良いです。
OCNモバイルONEの場合はSIMロック解除されていればドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルであれば使えるはずです。

auのガラホではGRATINA 4G KYF31、KYF34、KYF37、KYF39 、AQUOS K SHF32、SHF33、TORQUE X01  KYF33は3G回線での通話と4G(LTE)での通信が可能です。(2026年まで使えます)

<裏技>通信が必要なければドコモのガラケーが使える(2026年3月まで)
OCNモバイルONEはNTTの系列会社で最近ではドコモショップでも契約可能になりました。
当然、ドコモ回線を使っています。
以前、ドコモのスマホ用SIMをガラケーに刺して通話できることを確認したことがあります。
現在のOCNモバイルONEのSIMがドコモのガラケーで使えるか試してみました。
試した機種はN-06B(NEC製:ブラック)とP-01G(Panasonic製:ゴールド)の2台です。
電源を入れると圏外にはならずアンテナのマークが表示されました。
電話をかけてみたところ通話可能でした。
また、着信も問題なく通話できました。
SMS(電話番号宛のメール:ドコモの昔の呼び方ではショートメール、auではCメール)を試してみたところ、送受信可能でした。
ただ、i-modeが使えず、通信ができないためメールアドレスを使ったメールのやり取りは不可能なことがわかりました。
OCNモバイルONEのSIMは4G(LTE)回線専用らしく、3G回線での通信には対応していないようです。

通話と電話番号へのメール(Cメール、ショートメール)だけの利用であればガラケーで十分だと思います。
ドコモのガラケーは世の中に大量に出回っていおり、メルカリ等では送料込み1,000円以下で手に入ります。
電池が劣化している物もあるので購入前に充電後の利用可能時間を確認した方が良いでしょう。
安く入手できるので故障したとしても費用を掛けずに入れ替えられるのも利点です。
また、ほとんどの機種が電池交換出来るので同じ機種を2台以上用意すれば本体、電池共に予備になります。
電池は互換品がアマゾンなどで安く販売されているので互換品を手に入れるのも良いと思います。

メルカリを始めて利用される方はこちらの招待コードを使って会員登録すると500P(買い物の支払い500円分として使えます)がもらえますのでよろしければお使いください。(私にも500P付与されます)

メルカリ招待コード VBYTYW

ドコモ回線を使ったガラケーでの運用はauからの乗り換えに限らず、田舎のお年寄りとの連絡用などの待ち受け中心の用途に適していると思います。
ガラケーでの通話は3G回線で行われています。
ドコモは4年後の2026年3月31日に3G回線を停止することを発表しています。
今年の1月から3G回線の内、2GHz帯を使っている電波を順次停止していくということも発表しています。
でも800MHz帯はプラチナバンドと呼ばれておりつながりやすい電波で、対応しているエリアが広いので停波まで使えるところは多いと思います。
ガラケーが使えなくなってきたらガラホに変えれば良いですね。

OCNモバイルONEの詳細はこちらで確認してください。



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