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ロートル技術屋の日記

明るくなると期待される新彗星が発見されました。その3 紫金山-アトラス彗星 C/2023 A3のシミュレーション2

2023.5.26 追記
予想よりも明るくならない可能性が出てきました。
詳しくはこちらをご覧ください。


追記終わり

こちらで紹介した紫金山-アトラス彗星 C/2023 A3のシミュレーションに関して少し不自然なところがありました。


アストロアーツのステラナビゲーターVer.8でシミュレーションした結果を乗せました。
ステラナビゲーターVer.8は2006年発売の古いソフトです。
新しいバージョンではどうなるのか興味がわいて最新版の1つ前、ステラナビゲーターVer.11の中古品を入手してみました。

Ver.8とVer.11で結果が違っていました。

Ver.8でも同じ設定なのに方向を変えると違った結果が出てきました。


これが少し方向を変えただけで


こうなりました。
輪郭がカクカクしていて明らかに荒い計算になっているのがわかります。

Ver.11ではこうなりました。


細かく計算しているようで滑らかな尾になっています。
7年もたてばPCの性能が上がっているので計算が多くても時間がかからず、きれいに表現できているという事ですね。
Ver.8では当時のPCでは時間がかかりすぎるので荒い計算をしていたのだと思います。
尾の長さ1天文単位、反射係数を高めの1.5にしているので実際はもっと暗く短いと思います。
こうなったらいいなぁ。

同じ時間の日ごとの変化をGIF動画にしてみました。


尾の変化が面白いです。
12日から14日あたりは折れ曲がった尾を後ろから見ているかたちになり、尾の中にコマ(中心部:その中に本体の核がいます)がいるように見えます。
こちらは尾の長さ0.5天文単位、反射係数をステラナビゲータ標準値の1にしたので大きくは外れないように思います。
実際の尾の長さがどれくらいになるのかで尾の長さが変わると思います。
予測通りの0等級になれば大彗星です。

夕空に見えるというのも見やすくていいですね。

1年半後が楽しみです。

事前にマスコミが騒がないことを祈るばかりです。

後半に左側から見えてくるのが天の川です。
カラー画像を合成していて実際に肉眼で見える天の川と違っているのと星雲などが埋もれて見えにくくなってしまうというのがステラナビゲータVer.11が不評なところです。

初めて静止画からGIF動画を作ってみました。
動画の作成自体はフリーソフトで簡単に出来たのですが日付を入れるのに苦労しました。
オンラインのサービスで1枚1枚位置合わせをしながら文字を追加しました。
良く見ると位置合わせを失敗していて少しずれているところがあります。
どなたか簡単にできる方法をご存知でしたら教えてください。

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