職場で計測用に使っているノートPCが起動しなくなりました。
電源を入れると一瞬HDDのLEDが点灯するのですが液晶画面に何も表示されませんでした。
昨日まで正常に動いていたのてすが...。
思い当たることが一つありました。
別のノートPCが遅く、余っていたPC3-12800 4Gのメモリがあったので増設すれば少しは早くなるのではないかと試してみたところ起動できなくなりました。
元々付いていたメモリがPC3-8500だったので早いメモリでは動かないのではないかと推測しました。
その検証の為、今日、起動しなくなったノートPCに搭載されているメモリを流用することを考え、裏蓋を開けました。
運が良ければ遅いメモリと入れ替えるという作戦です。
2枚あるうちの1枚を一旦外して確認したところ、両方がPC3-12800で使えないことがわかったので元に戻していました。
この時の脱着で接触不良を起こしていた可能性があります。
そこで装着されていたメモリを2枚とも外し、PC3-10600のメモリを装着したところ起動できました。
PCは壊れていないことが確認できて一安心しました。
元々装着されていたメモリ2枚(PC3L-12800S 4G) の端子部分をアルコールで拭いて再送着したところ無事に起動しました。
古いパソコンが起動しなくなる原因の一つが今回のようなメモリの接触不良です。
デスクトップPCでも良く起こります。
装着したままにしていても電蝕や酸化で接触不良を起こすことがあります。
起動不良やブルーバック画面が出るときは、まず、メモリの脱着を行い接触を確認しましょう。
次に多いのがCPUクーラーとCPUの間に塗布されている放熱グリスの油抜けです。
油分が抜けてしまいセメントのようにカラカラに乾いてしまっていることがあります。
こうなると熱が逃げないのでCPUが熱くなり熱暴走することになります。
古いパソコンで挙動がおかしいときはメモリの接触不良とCPUクーラーの放熱グリスを確認すると直る可能性があります。
なんだかんだで余計なことをして今日も無駄な時間を使ってしまいました。