勤務先が日本版401Kの確定拠出年金が話題になった時に制度を導入してくれていました。
2004年から加入して、それまでの勤務期間分も加算してもらえたのでそれなりの金額になっていました。
一時は掛け金よりも目減りしたことがあり、どうなるか心配していましたが最終的には15%ほどの増額となりました。
加入時は60歳定年制だってので60歳で受け取ることになっていました。
受け取りは一時金で全額受け取り、一時金と年金の組み合わせ、全額年金で受け取り、別の金融商品の購入の4通りの方法が選べるようになっていました。
収入が減る分を補う為、年金で受け取ろうと考えましたが年金所得控除が65歳未満の場合は年額70万円になっているので月額58,333円を超えると所得税がかかる事になります。
また、毎月振り込み手数料が400円程度かかるのが無駄に感じます。
どうするか悩んでいたところ、勤務先の経理担当者が退職していなくても退職所得控除が受けられるので一時金で受け取った方が良いのではないかと教えてくれました。
退職していないのだから退職所得控除が有るという発想には至りませんでしたのでありがたい話です。
さっそく調べて見たところ退職所得控除を受けることで課税されずに一時金で受け取り可能なことがわかりました。
また、退職所得控除は過去5年間に利用した退職所得控除の総額で上限があり、今回受ける控除額は5年後に受け取る退職金の退職所得控除には影響せず、通算の勤務年数で控除を受けられる事もわかりました。
ですので確定拠出年金は一時金で受け取るのが最もお得な受け取り方法と言うことになります。
尚、確定拠出年金の場合は退職所得控除の計算が過去15年分で計算されるので、確定拠出年金を過去にもらったことのある方は注意が必要です。
住宅ローンが残っているので繰り上げ返済に充てることにしました。
期間短縮の方がお得なのですが収入が減るので返済額を減らすつもりです。